7月19日 第十二回 立川らく人落語大全集 上野広小路亭
師匠志らくの、立川志らく落語大全集と同じ演目をやる趣向の会
おそらくは毎回とも、大ネタのネタ下しと思います。
師匠から、了見は良しだが、出来るハズがない。とのご宣託あり。
了見が高座にどんな風になるか、いつも期待で通います。
立川らく人 粗忽の使者
立川らく人 抜け雀
立川らく人 タイタニック
粗忽の使者と抜け雀、らく人さんでは、初聴きです。
二席とも、サラット若者風に語るのは、らく人さんのニンか
それとも、タイタニックの導入を意識しての事か、聴き込む要ありか
シネマ落語タイタニック、プログラムに書かれているように
登場人物が多く、場面展開が多く、折り込まれる落語が四席
粗忽の使者と抜け雀以外に、巌流島と三十石船が入ってくる。
それらを見事に語り分けし、場面展開のカットを表現する語りが見事
船中のラブロマンスと、船が沈むサスペンスで会場を締めて引き込み
ギャグで開放し、爆笑を誘う語りが見事です。
プログラムで、粗忽の使者と抜け雀のセットで演じる噺とありますが
聴いた感想では、粗忽の使者は無くても問題なし
抜け雀は、一席語らずとも、船中で、身の上話で語っているので、
良いのではと思いました。今日の語りでも、抜ける雀の絵を聴いて
客席がわくのは、抜け雀を聴いたから、聴かなくても知ってるから
客層を見極めて行けば、タイタニック単独で演じて良いと思います。
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