54年ぶりの雪…ではなく、2年ぶりの身近さを味わう　〜藤田麻衣子さん＠池袋11/23（10周年ベストアルバムリリースイベント）

とりあえず、起こっていることが極端すぎるような気がする、今日このごろであります。
先日の、54年ぶりという関東の11月の雪。筆者まるゆいの職場近辺でも、このような状態…




写真ではわかりづらいですが、色づいた木の前に、降ってくる雪が白い線を描いています。葉っぱが落ちきる前に雪…というのも、関東の平地では極めて珍しいですな。こんな調子だと、この冬、いったいどこまで厚着をすればよいのでしょう（笑）


…というのが、11月は24日。
その前日、23日の勤労感謝の日は、”雪に身構える”のではなく、こちらの賑わいの中に身を置いてきました。




ということで、”おと日記”としては2回続けての藤田麻衣子さんであります。
普段のペースならば、この間にもう一つ二つ、おとネタがあるはずですが、ここのところの仕事の状況から、”おと”はただいま抑え気味。その結果でもありますので、なんとなく複雑な心境ではあります。

さて、このベストアルバム。筆者は、ツアーファイナルの11月6日に予約を入れていましたので、まずはその受け取りに、いったん渋谷に寄ってからの池袋です。
今回のリリースイベント初日東京編、実は、リリース当日ですので、受け取ってからでないと出陣不可能（汗）。受け取り→演奏スタートまで2時間弱…という、結構あわただしい行程を経て、筆者にはだいぶん久しぶりのサンシャインビルに向かうと、12時を回って、ちょうど麻衣子さんのリハーサル中。




こちらは終演後の撮影ですが、ご本人の後ろ側には、このような巨大スクリーンが掲げられ、リハーサル中はプロモーションが、そして本番演奏中は、麻衣子さんが大写し。このような環境ですので、リハーサルの時点ですでに黒山の人だかりとなっています。スタートが迫るにつれて、さらに人は増え、はじめは最後部だったはずの筆者は、いつの間にか中間あたりの位置に来ていました。


ということで、まずは13時からの1回目。曲目はこちらの4曲。

１、ねぇ
２、泣いても泣いても
３、運命の人
４、手紙〜愛するあなたへ〜

ベストアルバムといっても、「運命の人」のように、必ずしもシングルでは出ていない曲もあるのが、このひとらしいところではあります。恋愛ものではない2と4の選曲が、あとで思い返してみると、なんとなく”勤労感謝の日”というお日柄を示したものにも感じます。
10年前は、インストアどころか、「路上ライブを…」という感じだったそうですから、この間の飛躍は、やはり素晴らしいものがあります。
筆者が初めてこのひとをお見かけしたのが、2008年ころ。その頃は、椅子席が埋まっても、立ち客までは…という込み具合でしたので、ここから数えても隔世の感だったり。

祝日の都心のショッピングモールですので、ステージ後のサイン会の列にも、普段とは違ってお子さん連れの方が所々に。決してうたのお姉さん的な曲ではないのですが、やはりお子さんを前にした麻衣子さん、なごんでいらっしゃるようで

さて、筆者のような”おじさん”としては、サイン会のネタとして周辺の話題を振ってみました。曰く、当おと日記にも書いた、「全都道府県ツアーグッズの、東京の缶バッヂは、東京タワーではなく、スカイツリーに見える」件…。

ブツはこれですね＾＾




そのお答えは、「それ、みんなに言われる…（笑）」だそうでして。結構この説、信者がいるみたいです＾＾。


続いて、16時からの2回目は、こちらの4曲。

１、君よ進め
２、私らしく
３、恋に落ちて
４、あなたは幸せになる

今回の新録となる「君よ進め」は、2回目のほうで登場です。CDデビュー曲の「恋に落ちて」を経て、この日のイベントの締めは、ツアーの締めくくり曲でもあった「あなたは幸せになる」。すぐそばに人通りがあるはずのオープン空間ですが、最終場面ではアカペラで歌い上げていらっしゃいました。ご自身の10年の歩みを重ねたうえでの「…幸せになる」は、やはり説得力があります。なにしろ、来春にはオーケストラをバックにしたステージを控えていらっしゃるわけですから。


振り返ると、このひとのインストアライブは、当日記では一昨年秋以来、およそ2年ぶり。荘厳な趣さえあるコンサートが真骨頂の麻衣子さんですが、このようなオープンなインストアも、原点を感じさせるもの。筆者も、久しぶりの感覚を味わったのでした。ばんざーい