旅行記(449:大分中西部<25>-竹田市街地-)

(五日目)
本来の予定では祖母山登山を計画していた日だったが、先にも書いた通り竹田市からの登山自粛要請によりツアー自体が中止となっている。
祖母山頂上で配布されるバンダナは、登山口で朝から配布する事になっているのだが、登山口まで行く足がない自分にとっては行く手段がない。
それよりも、元々の天気予報通りに外は荒天直前でどんよりとした雲かつ暴風が吹き荒れており、今にも雨が降り出しそうな感じである。
ただでさえ地震直後で道路の通行止めが相次いでいるので、雨だけで道路も鉄道も止まりかねない。
一刻も早く空港へ行かなければならなくなった。
　
大分方面への列車は5時台に2本あるが、あまりにも早すぎるために6時台の列車で行く事にした。
列車出発までの僅かな時間で歩ける範囲での市内観光をさくっと済ませる事とした。
　
★切支丹洞窟礼拝堂
漢字で書かれているでわかりにいくのだか、カタカナで書くと"キリシタン洞窟礼拝堂"。
岩盤に掘り込んだ内部はドーム状の祭壇になっていて、5つの窓がある。
朝に行ったために内部はよく見えなかったのだが、間違いなく中には礼拝堂が存在した。
街中はキリスト教的な雰囲気は一切ないにもかかわらず、このエリアにだけ存在するのも異色である。
　
★西宮社
市街中心地から郊外へ向けて延びる道路が、突如拡幅された場所にある神社。
昨日来る時にも目立っていたので立ち寄ってみた。
地元では有名な神社なのだろうが、特に特徴はなく普通の神社なのだろうと思っていたのだが、意外と市に認定されている史跡が多い。(そのわりには、宣伝がない)
"由学館の門"という史跡があり、この神社は昔は藩校として使われていたようである。
良く見れば立て看板にもそのような事が書かれていた。
　
これ以外にも歩いて行かれる範囲にはまだ史跡が多かったのだが、列車の出発時刻直前になったため駅へ向かった。
豊後竹田駅を6時50分に出発する列車に乗り大分駅へ向かった。
大分駅ではターミナル駅にも関わらず1分乗換で、亀川行きの電車に乗り換える羽目になった。
(この電車に乗れないと駅で中途半端に待たされる)
　
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旅行日:2016/05/03(Tue.)
写真: 切支丹洞窟礼拝堂, 西宮社, 武家屋敷街