夏だ！カラフルに！　…　小林未季さん・ましのみさん＠高円寺（7月31日）

8月に入ったのに、7月のはなし（といっても、月末の31日ですが…）で恐縮ですが、ことしの夏は、幾分遅れ気味で暑くなってきた、筆者アパート周辺であります。
7月中は、ひょっとするとこのままスッキリしないのか…と思っていたら、ここ2，3日はかなりの猛暑。暑さが足りないと釈然としないと言う一方、暑くなったらなったで「もうやだ〜〜」。まぁ、たわごとがたくさん(笑)


ということで、7月最終日、31日。立石純子さんワンマンに続いて、7月2度目の高円寺であります。23区といっても、この辺りまで来ると、商店街と住宅地だったりしますが、ある種ごちゃごちゃとした街に、活気が感じられます。筆者のアパート周辺の（古びているが）すっきりした街とは、また別の世界です。

南口のほうへ歩いていくと、この日の会場である、U-hAさんにたどり着きます。




もっとも、この会場自体は、20人も入ればいっぱいの、こじんまりとしたミュージックカフェ。筆者にはお初の場所ですので、既に並んでいる人々が、その場所を探し当てる目印です。

さて、この日のメンバーは、こちらの4人。当日記では、2番手の村上紗由里さんがお初です。特定のお題はついていませんが、それぞれのひとが持つ空気感には、かなり幅広いものがある、この日の４人であります。




ではさっそく…というわけで、1番手は、ましのみさん。実はサッカーフリークだったのか？？と思わせるような、サムライブルーの衣装です（現実のましのみさんは、そうではないらしい…）。大学2年生ですが、確かにこんなコ、キャンパスにいそう…という雰囲気です。
筆者は3度目の拝見になりますが、ごく自然なのか、計算しつくされているのか、ともかくもカラフルなステージ。甘めのお声で、でも超ハイテンポになってみたり（〆は、わりとゆったりとした、「上空300m、室内にて」）、話を急にこのお店のマスターに振ってみたり。ある種突拍子にも見えますが、その場にいるひとを楽しませる、引き込んでいくそのメソッドは、おそらく唯一無二のものとすら感じました。9月の初ワンマンが楽しみです。


2番手は、村上紗由里さん。キーボードとギターの両刀使いな方であります。ましのみさんとはまた違う雰囲気で（こちらはパンツルック）、かわいらしさが感じられます。
違う雰囲気は、曲調にも表れていて、セットはゆったり目。そして曲のタイトルは短めで、ビシッと言い表しているようにも見えますし、その短さから、いろんな光景を想像させるほうへも聴衆を導いていくようです。
1人45分というこの日の持ち時間もあってか、前半のお二人だけでも、すでに対照的な2色のステージができあがっていました。


続いて、小林未季さんの登場。それまでのお二方と比べると、シックないでたちです。ご本人曰く、”高円寺らしい衣裳”だそうでして。
さて、未季さんと、このあとトリに登場されるつるうちはなさんは、キーボードではなく、ピアノでの演奏です。そのうちの前半、未季さんのステージは、実にふわりとしています。ただし、それだけではなく、そっと背中を押すような、そんなセットだったような気がします。最近の会津遠征での出来事も絡めつつ、MCを合わせて聴くと、深みが増す感じ（3曲目の「キャスタウェイ」あたりなど）。
もっとも、上品な一方と思っていると、実はね＾＾って話が多かったりもします(笑)。
くれぐれも、食べ物にはお気をつけを(*^^*)


トリを飾るのは、つるうちはなさん。
筆者は、4回目の参戦になりますが、今回、初めて”他流試合”での拝見であります（それまでの3回は、ご自身が率いる「花とポップス」の代表を兼ねての登場でした）。
まぁ、これ自体は事実なので、そのように書きましたが、このひとも、唯一無二のステージングスタイルを確立されていることは確か。したがって、先ほどの未季さんとは好対照に、時として大変激しいステージングが展開されていきます。ピアノを前に立ちながらの弾き語りひとつとっても、いささかも変わる所はありません。いや、緩急自在といった感じでしょうか。
そして、トリを飾るこのひとは、そもそも唄い手さんとしての経験も豊富…。共演者、聴衆への気配りも長けています。〆はビシッと…といった存在でありました。


日曜日の夜でしたので、おわったあとは幾分バタバタといった感じでしたが、完全なるオムニバスのライブとしては、大変に充実した内容。それぞれに、またこの先も聴いてみたいと感じた夜でした。
ありがとうございましたぁ。