昨日は、マイミクのねこまさんと浦和まで出かけて、樹村みのりさんの作品展を見てきたけど、僕が書くのはその後のこと。暑い日で、思った通り猫は隠れてて、僕はこれではいけないと浦和のなんか変わった銭湯から、流れ流れて赤羽の千円のみ酒場まで、まあこうなれば根性です。
というわけで三枚目の写真。IKoIというなかなかい素晴らしいハードボイルドの立ち飲み屋さんを出て2ブロック向こうであった猫です。毛が長くどう見ても日本猫じゃないけど。
いわゆる風俗というのでしょうか、赤い看板を体の両側にぶら下げたおっさんが店の玄関に立ってた、猫はそのドアの下あたりにもぐりこんだ。エサの皿が見える。
「すいません、猫の写真とっていーい」。愛嬌たっぷりに。
おじさん「あーどーぞどーぞ」と笑顔で愛そうがいい。
「ここらの野良だけど毎日来るんですよ」。
猫は道の反対側から、てってっと慣れた様子で警戒心も見せず歩いてきたのです。
「きれいな猫ですねー」と、ぱちり。
お店の名前が結構すごい。
「痴漢電車」
少したじろぐ。どんなことをするんだろ、と聞くまでもなく、おじさんセールストークはよどみない。ここはおとなしく口上を聞く義務があるでしょう。
一番安いので30分コース8000円から。
「若い子いますよ。たまには寄ってって下さいよ。30分で何でもしてくれるから、これで十分。×××とか、あれとか、これとか、なんでも」
とても文字にできません。コースがたくさんあって、数万円まで。すごいねー。
「また、今度ねー」といって立ち去る。
おじさんは、最後まで怒るわけでもなく怖くもなく愛想よかった。
あ、浦和のちょっと変わった銭湯の名は「鹿島湯」。張り紙があって「ホームなのにアウェイ」、「浦和にあるのに鹿島湯」、「ジャイアンツファンだってヤクルト飲むじゃないですか」、「名前のせいで経営難」、「肩身は狭いですが湯船は広い」…とか、まあ説明不要ですね。すべり気味ですが、東京新聞埼玉版に乗ったらしい。
古びてるけど、僕は好きですから、問題なしですが、ここでも猫には会えず。あ、埼玉の銭湯は430円です。
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