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2016年04月16日07:37

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松尾大社の山吹

京都の南西郊外に酒の神様で有名な松尾大社があります。
もともとはこの一帯に住んでいた住民が、松尾山の山霊を磐座(いわくら)に祀ってゐたものです。
西暦701年に山麓の現在地に神殿を営み、山上の磐座の神霊をこの社殿に移しました。

五・六世紀の頃、朝鮮半島より来往した秦(はた)氏が松尾山の神を同族の総氏神としました。
秦氏は土木に長じ山城・丹波の開発を行い、保津峡の開削し、桂川の築堤などを行ひました。
秦一族は酒造りも特技とし、松尾大社は「日本第一酒造神」と仰がれるやうになりました。

今、境内に3000本ある八重と一重の山吹が見頃で、珍しい白山吹も咲いてゐます。
山の谷間で枝が風に揺れ動くさまから「山振」と呼ばれたのが語源といはれます。
“山振の立ちよそひたる山清水 汲みに行かめど道の知らなく  高市皇子”と万葉集巻二にあります。 

《九州の地震、お見舞い申し上げます。》
熊本の地震は今朝の1時のものが本震で、14日以降のものは前震だったとか。
震源も大分県に広がってきました。私の故郷高千穂も震度5強のやうです。


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