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2016年01月15日20:10

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1月15日 NHK記者タクシー券100万円超私的利用より

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

1月15日木曜日。今日は着服・横領・タクシー私的利用に関する記事について書きたいと思います。

NHK記者がタクシー券100万円超を私的利用より

NHK記者がタクシー券100万円超を私的利用
産経新聞2016.1.15 09:41
 NHKさいたま放送局(さいたま市浦和区)の男性記者が、業務用に支給されたタクシーチケットの私的利用を繰り返していた疑いがあることが14日、関係者への取材で分かった。私的な利用額は100万円を超えるとみられ、NHKは調査を進めるとともに処分を検討している。

 複数の関係者によると、さいたま放送局の記者は運転手と口裏を合わせ、乗り降りした時間や場所をタクシーチケットに偽って記載していた。NHKが内部調査したところ、不正が発覚した。NHKでは、この記者が以前所属していた別の部署でも同様の手口で私的利用を行っていた可能性があるとみて調べている。

 一方、NHKでは昨年、大阪放送局(大阪市中央区)に勤務していた男性記者が、同様の手口でタクシーチケットを私的に使っていたなどとして処分を受けていたことも分かった。内部調査で勤務記録やタクシーの衛星利用測位システム(GPS)記録などを照合した結果、男性記者の不正が判明した。
※引用終わり。

タクシーチケットの私的利用は、いわゆる出張旅費等のちょろまかしだと思います。今回の記事のようなタクシーチケットの私的利用は、実質「着服」「横領」だと私は思います。金額的にも100万円を超える金額であり、一般的な民間企業では懲戒解雇レベルだと私は思います。

以前書きましたが、出張旅費は、事業主が通常負担すべきもので、実費弁済とされ、労働基準法で言う賃金には該当しませんが、会社にとっては大きな経費になります。実際の企業活動において必要不可欠な出張には、実費支給されるのが一般的だと思います。

今回の場合、記者という取材など自由裁量が大きい職種の盲点を突かれたように気がしてなりません。実質歩合給で売上が欲しいタクシー運転手とグルだった点でも、非常に悪質だと思います。

会社の日頃の管理が杜撰だと、盲点を突かれ、今回のような「タクシーチケットの私的利用」で私腹を肥やす事も起こりかねない典型事例だと私は思いました。実際、形は違えど「着服」「横領」ではないか?と私は思います。

以上の点から、このようなタクシーチケット私的利用等の「着服」「横領」を防ぐには、下記のような対処が必要だと私は思います。

・就業規則における、懲戒規定の確認・見直し。
・出張旅費規程の見直し。今回の場合、タクシーチケット利用規程も必要と思われます。
・タクシーチケット使用申請書・タクシー使用報告書作成義務化等タクシーチケット利用におけるルールの見直し。
・経営者・管理職・本社自ら、「抜き打ち」でさりげなくタクシーチケット使用状況をこまめに確認する。

特に本社ではなく出先事業所の場合、丸任せになりやすいので、抜き打ちの検査・確認が必要だと私は思います。



写真は今日の昼食で、自宅でワンプレートランチ(唐揚げ、卵焼き、かぶの酢の物、切り干し大根)です。

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