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2015年06月06日16:58

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軟体動物(10)

ニシキウズガイ科には、しったかとして流通するクボガイの仲間の他にも食用とされてい
る貝がある。ギンエビスという貝がそれだ。このギンエビス、近似種としてヒラセギンエ
ビス、フクレギンエビスというのがあるがほとんど見分けがつかないので、市場では同一
に扱われているという。

市場といっても、東京の築地なんかに来ることは滅多に無い。底引き網漁などで獲れはす
るものの、まとまった量が獲れないため大都市の市場まで出荷されることはほとんど無い
そうだ。しかし食べれば美味いという。

そしてもう一つ、サラサバテイという貝がある。こちらは日本では沖縄県のみで非常に珍
重されている貝だという。「タカセガイ」という名前で沖縄では流通しているようだ。向
こうではかなりの高級食材であるという。貝殻はボタンの材料になり、身は美味しくいた
だく。沖縄では年間50トンほどの漁獲高がある主要漁業対象種である。

ニシキウズガイ科にはキサゴ属という属があり、キサゴとダンベイキサゴの2種が市場に
出回る。小さな巻貝だが味は非常に良く、結構な値段で取引される。関東では「ながらみ」
という名前で呼ばれている貝である。

しったかとながらみの2つは、磯で採れる巻貝の中では最も良く食べられているもののよ
うだ。北海道出身のオイラにとっては、こういう巻貝ってツブしか知らんかったけど、画
像等で見る限り確かに美味そうに見える。最近はご多分に漏れず漁獲高減少にさらされて
いるようだけど、どっかで賞味するチャンスを得たいものだ。

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