旅行記(286:北海道二番手旅行<20>-羽幌遊歩YH-)

2年ぶりの羽幌のYHが今日と明日の宿泊場所となる。(※)
羽幌市街地に関しては2年前に既に観光し終えているため、今回の目的は離島へ足を延ばすための前線基地という感じの利用である。
今回は2日間離島フェリーが運休となっている事と、お盆ピーク期が重なったため満員と盛況だった。
また普段ならば夏場に長期生活しているアンモナイト掘りの大学院生は帰省しているようで、代わりに大学教授が泊まっていた。
今回も学術系な感じがするYHの香りは健在である。
　
夕食を取り、溜まった洗濯物の乾燥が終わるまで談話室で話していたのだが、今夏はかなり異常らしい状況が浮き上がってきた。
まず私が道内に入った土曜から日曜日だけが真面に運転していたらしく、その後は列車の遅延運休が発生したらしく羽幌まで来るまでにもかなり苦労したとの事。
また夏のピーク期に台風とはいえ二日連続で離島フェリーが運休するのも珍しく、観光業のダメージが大きいらしい。
さらに追い打ちをかけたのが夏らしい夏を感じぬまま、秋風が吹き始めたらしい。
8月のお盆は明日から始まるにも関わらず、北海道の夏は終わってしまったらしい。
　
またペアレントさんの話によれば「明日のフェリー始発便は間違いなく出航するが、波が高く揺れる」との事。
YH内にあったPCで波高情報を見ても、明日の午前中は波が3m強と時化ているが、午後になると収まるらしい。
最悪でも午後便になれば出航するのは間違いなさそうである。
二日間も運休しているので、離島へ生活物資を運ばないと行けないのは間違いないだろうから、まず出航するとは思っている。
　
(五日目)
YHから離島へ行く人は私を含めて合計6人である。
そのうち、4人がペアレントさんの送迎車にてフェリーターミナルへ向かった。
残りの2人はマイカーでフェリーターミナルに横付けし、天売島へ行った後で午後には札幌に戻るらしい。
　
この日も朝から雨が降り、天気はよろしくない。
2年間の間にフェリーターミナルは移動しており、全く別の場所で発着するようになっていた。
真新しいフェリーターミナルから見える日本海は、昨日の波の高さとさほど変わらずテトラポッドの上から波しぶきが上がっていた。
初便は高速船なのだが、この波では運行できるはずもなく案の定運休していた。
しかし10分後(7:30)に出航する普通のフェリーは通常運行するらしく、乗船が開始されていた。
二日間も運休した後の初便であるため、お客さんはかなり多く船内は満員となっていた。
経験上、時化の日は船底に近い部屋の方が揺れが少ないのを知っていたため、即座に下位階にある雑魚寝部屋へ移動した。
帰省として使う地元出身の人は同じ考えのようで、かなり混雑していた。
逆に観光客の人は外が見える上位階の部屋に固まったようである。
定刻からやや遅れて(貨物の搬入に手間取ったため)船は荒れ狂う日本海に向けて出港した。
　
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旅行日:2014/08/12(Tue)〜8/13(Wed)
写真: 羽幌遊歩YH, おろろん2, 羽幌フェリーターミナル(夕方撮影)

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旅行記(209:北海道再訪旅行<18>-羽幌遊歩YH-)
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