オリコン　「第８回 女性アナウンサー ランキング」　発表だよ〜ん。

　　　








本日、10時過ぎに、「オリコン・スタイル」 が、恒例の

　　　「好きな女性アナウンサー ランキング」

を発表した。今回で、第８回であるネ。

　　　…………………………

細かいことだが、「アレッ」 と思ったことがあって、

　　　前回までは 「好きな女子アナ」 だったのに、今回は、
　　　「好きな女性アナウンサー」 にタイトルが変わってる

ってこと。アタシじしん、「女子アナ」 というコトバにエラく抵抗感があったので、オリコンにも、同じことを考えているヒトがおるんだナ、と。

　　　…………………………





今回は、フジの “カトパン” こと 「加藤綾子」 アナウンサーが初めてトップをとった。これは、 mixi　のコミュニティの参加人数を見ても、ここ１年間の明々白々たる傾向だった。

“アヤパン” こと 「高島彩」 アナウンサーがフジを退職して、

　　　生野陽子アナが 「めざまし」 のメインに、
　　　加藤綾子アナが サブに

ついてから、加藤アナの人気はウナギ上りで、

　　　追い越し車線を走る生野陽子アナを、
　　　さらに、外側から追い越してゆく

といった、とてつもない急上昇ぶりだった。加藤綾子アナが 「ポスト・アヤパン」 と呼ばれるゆえんである。

　　　…………………………


　　　【 １←４ 】　加藤綾子　　フジ
　　　【 ２←１ 】　西尾由佳理　フリー ← 日テレ
　　　【 ３←３ 】　生野陽子　　フジ
　　　【 ４←５ 】　大江麻理子　テレビ東京
　　　【 ５←圏外 】　竹内由恵　テレ朝
　　　【 ６←２ 】　中野美奈子　フジ
　　　【 ７←圏外 】　滝川クリステル　フリー
　　　【 ８←圏外 】　高橋真麻　フジ
　　　【 ９←６ 】　平井理央　　フジ
　　　【 10←７ 】　前田有紀　　テレ朝
　　　…………………………
　　　【 圏外←８ 】　青木裕子　TBS
　　　【 圏外←９ 】　小林麻耶　フリー
　　　【 圏外←10 】　皆藤愛子　フリー （フジ）


加藤綾子アナは、もともと、潜在的に人気があったが、「めざまし」 で、一般のヒトの目に留まるようになったために急上昇したものだろう。





西尾由佳理アナは、フリーになってから、あまりテレビで見ることがなくなった。そのためだろう。





いきなり、５位に飛び込んできたテレ朝の竹内由恵（よしえ）アナは、入社時から　mixi　ではダントツのコミュニティの拡大を見せていた。もともと、人気があったのである。

　　　…………………………





７位にランクインした 「滝川クリステル」 さんは、もともと人気があった。前々回の第６回の調査では４位だったのだ。前回の第７回で圏外に落ちたのは、

　　　フジの 「ニュースJAPAN」 を 2009年9月25日を最後に降板した

からである。

滝川クリステルさんは、フジテレビのアナウンサー試験に落ちたが、彼女を押さえておいたほうがいい人材とみなす意見があったようで、

　　　フジの系列の制作会社である 「共同テレビ」 で採用

し、

　　　フジテレビとの専属契約を結んでいた

のであるネ。彼女は、「ニュースJAPAN」 の降板とともに、9月30日をもって専属契約も解除した。

昨年から、妙に滝川クリステルさんの出演するCMが多くなった、と感じるヒトもいるはずだが、そういった事情があった。

フジは、2008年、セントフォースと共同で、フリーになったアナウンサーの受け皿となるプロダクション 「フォニックス」 を立ち上げていた。滝川クリステルさんの受け皿はこちらである。

高島彩さんも、フリーになったあとは、この 「フォニックス」 に在籍している。この事務所に属するアナウンサーは、フジの専属ではないが、もっぱら、フジと、その系列の会社の仕事をし、さらに、CM契約にシバリはなし、というマネージメント方針らしい。ただ、テレ朝の 「徹子の部屋」 のような番組に出ることについては、やぶさかではないらしい。

今年、滝川クリステルさんが、ふたたび、ランクインしたのは、テレビにおける露出が、ふたたび、増えたからだろう。

アナウンサーの人気、とは、あんがい、

　　　毎日、画面で顔を合わすかどうか

にかかっている。普通のヒトは、しばらく見ないタレント・芸能人は忘れてしまうものだ。

　　　…………………………





高橋真麻さんの場合は、ご祝儀相場である。「恋人発覚」 というような芸能ニュースが流れると、ご祝儀相場で順位が上がる。単に、注目度が上がる、ということだ。それと、「妙に歌がうまい」、「大食いである」 など、バラエティ的なキャラが、ここのところ、急に定着してきた。





同じように、前回、ナインティナインの矢部さんとの 「熱愛発覚」 で浮名を流し、８位にランクインしたTBSの青木裕子アナは、今回、圏外である。

　　　ご祝儀相場、とはこういうもの

なのだな。

平井理央アナ、前田有紀アナは、単純に、人気に金属疲労が来ているように見える。 mixi　でも、少し前に増加のピークを迎えた感があった。

「とんねるずのみなさんのおかげでした」 でも、石橋貴明さんが、あれほど 「ヒライちゃん、ヒライちゃん」 と贔屓にしていたのに、ここのところ、「カトパン、カトパン」 になりつつある。

ナントナク、せちがらい、よくある話だ。

　　　…………………………

今回のランキングの特徴として、

　　　男女で、全然、観点が異なる

という面白さが見える。

たとえば、

　　　「西尾由佳理」 さんは、女性では１位だが、男性では６位

になっている。

ごくつまらない話だが、

　　　女性アナウンサーの人気は、結婚すると、
　　　男性ファンのあいだではガタ落ちになる

のである。ところが、結婚しても、仕事を続け、さらには、妊娠・出産を経験し、それでも第一線で仕事を続ける、となると、女性のあいだでは評価があがる。つまり、

　　　男性の人気　↓　　／　　女性の人気　↑

と正反対になる。





同じ例として、前々回に第１位を取ったフジの中野美奈子アナは、

　　　今回、男性では９位だが、女性では４位

となっている。





また、人気ランキングに顔を出したことのないフジの中村仁美アナも、

　　　男性では圏外だが、女性では９位

に入っている。中村仁美アナと言えば、言わずと知れた 「さまぁ〜ず」 の大竹さんの嫁さんである。結婚式で妊娠を発表した。

また、

　　　高橋真麻アナは、女性で３位、男性で圏外

であり、今回のランクインを決定したのは、女性票だったことがわかる。

　　　…………………………

「女子アナなんて、チャラチャラしやがって」 という見方をするゴジンも多かろうが、意外にシンドイ仕事である。ナニより、近ごろはタレント並みの仕事を要求されるのに、給料は、タレントのギャラなんぞに遥か及ばない。

男性の場合は、実力をつければ仕事がまわってくるが、女性の場合は、

　　　タレントでもないのに、人気商売の一面がある

のでね。

フジテレビなんぞ、アナウンサー王国で、居心地がよさそうに見えるが、内実、

　　　毎年、何人かずつ、肩たたきで退職に追い込まれている

という状況なのだね。

こういう手を使うのはフジテレビに限らない。他の部署に人事異動する、という手法を使う。男性なら、一社員として堪えるだろうが、女性の場合、たいてい、結婚してやめてしまう。また、うまいこと、結婚を機に人事異動するのであるヨ。

　　　…………………………

“アヤパン” になれるのは、ホンの一握りなのね。西尾由佳理さんだって、これからどう転ぶかわからない。

加藤綾子アナの場合も、将来、“アヤパン” のように、大々的に退職を盛り上げてもらって、そのまま、「フォニックス」 に移り、CMなどに出て、華々しく活躍する日が来るかもしれない。

　　　…………………………

アナウンサーの何よりヤヤコシイところは、それが、サラリーマンだ、ということネ。はて、どのように立ち回るのか、あるいは、立ち回らないのか。

　　　そこが、アナウンサー・ウォッチングの面白いところ

なのであるね。