3.デグチャノエ村、リャザン州スパッスキー地区むかしはこの丘は トナカイの丘雪わり苔もゆ 土地でしただれがいつ思いついた シベリアの林わたって走る列車を 跳ねる客車を 歌う線路を ゆれる背嚢をゆでたじゃがいも頬ばる 子ども見まもるお婆ちゃ
風土と存在 これは戯曲連作「風土と存在」第六〇番目の試みである 時 二〇二一年十二月二十六日 場 東京、リャザン 人 由良ヒンジ(旅行家) エレナ・ヴァシリエーヴァ(社会部記者) ユリヤ・モジャルツェーヴァ(
銀河鉄道裏ダイヤ これは戯曲連作「風土と存在」第六十一番目の試みである 時 ケイローン祭の夜 場 ポロナイスク(旧、敷香) 人 ザネリ・ザクシバエヴィッチ・コシュキンバエフ 生き残ったザネリは、彼なりに反省して鉄道技師