僕はあそこにいたのに...折り重なる光の柱がいくつもある回廊のずっと奥そう、あのフォールムの像がみえる?その像の人は何かをその実直な目でずっとその一点をそらさないで見ているそう、そんな人の服の裾の陰に僕はひっそりと姿を納めている誰かが言うん
僕らの感情はまるで部屋の明かりを点けたり消したり。。。簡単にそして激しく点いては消えた欲望と失望その谷間の中で、人は老い、そしてそのとき初めて若い若い人々と出会う全く 違う美しさ老いたその人はそれらの若さの中にみつけるそこにあるものを欲望と
君がそこにいる僕に見えるのはこざっぱりした地面と簡単な木のイス簡単な丸い形の机そして君と僕そこにあるのは君を見ている僕僕の目の前に君は座りあれこれしているきみは僕といても全くそんなこと気にしていないみたいになにも言わずつまらなそうに俯いたり
何故だろう、いつも寂しいのは何時からだろう、寂しい気持ちが僕の中に居続けるのずっと僕の暗い心の部屋の中真っ暗な小さな部屋の片隅で膝を抱えて泣いているその気持ちさみしさくん、なんでそこにいるの?なにか捉えどころのないものをいつも必死で摑
涙が零れる世界に生きたならそこで好きなだけ泣けばいいだろう今でも君を思い出す日々があるから僕はここで地面をぬらす乾いた土が僕の涙を吸って黒く色を変えて喪にふくしているようだそんなことを思っていたならばまた涙が止まらずに僕は今、なにも目の前に