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2008年03月03日07:34

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雫(しずく)がある街

涙が零れる世界に生きたなら
そこで好きなだけ泣けばいいだろう

今でも君を思い出す日々があるから
僕はここで地面をぬらす
乾いた土が僕の涙を吸って黒く色を変えて喪にふくしているようだ
そんなことを思っていたならばまた涙が止まらずに

僕は今、なにも目の前に抱きしめるものがなくて
叫びたいこの張り裂けそうな胸の声を
この胸を引きちぎり、外に出して空に舞い上がり君に会いに行きたい
いつまでも止まらぬ涙と一緒に
この空へ 君の好きな このどこまでも青い空に

今でも君の声を思い出す日々があるから
僕はここで耳を澄ます
風がそよぎあの木漏れ日の中から君が
囁いていると感じたい

これが偶然でも奇跡でもいいから
僕の耳に届け、欲しい君の温かい日のような
声で僕を包み込んでくれ

なんで君はそんな僕の全てを受け止めてくれたの
僕は君が僕の心の中にずっと住んでいてくれたから
僕はあの場所でさえ一人で立ち続けられたのに

ああ、今も君の花咲く笑顔が僕の瞼の裏にいまだ咲いている
不思議だね、あんな愛していたのに
あんなにも僕は君から離れていたんだよ

もう、離さない君の掌を
僕がそこにいたのは君を感じることがそこで出来ると
思って君もしんじていたけど
周りにはわかってもらえなかった
だけど、僕は今感じるさ僕ら信じていたものは
僕と君を僕の世界に閉じ込めていただけなんだろう

君はそこに住む事を愛したの
でも、僕は今それを悔やんでる
僕がその世界をもっていなければ
君は僕といっしょにいなかったかも
だけどいいさそれでもいいさ
ぼくは君が生きているこの世界にいられれば
ただ、それでよかったんだ

もう、なにもないさ。これ以上なにもないさ
ぼくはいつの間にか思い出に生きる人間になっていた
それでいいと思っていた。むしろ、その世界で生きていたいと
もう、他の場所へは行きたくない
きみの言葉はすべて美しい旋律を持って僕の中で協奏曲を奏でていた。
今も僕は僕の中の不確かな弱い針を君の言葉の弦に落とす
響くずっと奥までも

本当の僕がいる
この深い井戸の中の僕にまで
そしてそれはその井戸の中に光を投げかける

そこでやっと僕はそらに向かって鳥達のように
翼を広げひと時だけこの井戸を飛び立ちあの大空を
あの青い空間を自由に飛べるんだね

いとしい君よ
ずっと僕の側にいて下さい
離れないで僕を
僕の狭い上着の内側に
ぴったりと体を預けて
一緒に眠ろう。。。
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