勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、緊急増刊の第15回。土曜日に買って、休み休み読み進めてなんとか読了です。前作の『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』も凄かったけどね。いやもうね、シンドいわ。出来の悪い隠謀小説を読んでる気分。これが現
1 M82 日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか日本が`核のゴミ捨て場'になる日3 ましろのおと4 川の深さは5 津軽百年食堂6 ラストサムライ7 神々の魔術8 さよならジュピター9 平成関東大震災-いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わな
バイバイね。向かいのホームで小さく手を振るあなたに、聞こえないようにつぶやいた。あなたも何か言おうとしたように見えたけど、電車が滑り込んでくる方が早かった。 フェンスの向こう、窓に反射している夕暮れのすみれ色があんまり綺麗で、涙があふれてく
風哭(かぜなき) まぶたを閉じて、両耳に神経を集中する。いっそ暴力的と言ったほうが正しい圧倒的な力の奔流に全身を叩かれる数秒を過ごした後で、ゆっくりと目を開ける。そこは、色彩を失った世界。白と黒、そしてそれらが混ざり合い織り成すグラデーショ
村の鎮守の神様の 今日はめでたい お祭り日どんどんひゃらら どんひゃらら 朝から聞こえる 笛太鼓細めに開けた窓から通りを駆け抜ける子供たちの歌声が聞こえる。そうか、もうそんな季節か。ぼんやりした頭で今日の日付けを思い出そうとしたが
勝手に週刊連載TL「俺の本棚」第14回。今回はこれ。津田雅美さんの『ちょっと江戸まで』。『彼氏彼女の事情』で有名な漫画家さんの描く、ちょっと変わった江戸草子。…というのも、江戸開府405年後、21世紀の「江戸時代」なんです。何がどうなったやら、江戸
ちょっと前から参加させてもらってる本好きグルチャでLGBTが話題になったから久しぶりに引っ張り出してみました。直木賞作家、村山由佳さんの初期の傑作『BAD KIDS』。裏書きはこんな感じ。20歳も年上のカメラマンとの関係に苦悩する都は高校の写真部長。彼女
勝手に週刊連載TL「俺の本棚」第13回。今回は小松左京原作、スピリッツで連載された一色版の「日本沈没」。定期的に読みたくなる作品。いや、本当にシンドイんですよ、これを読むの。それでも読まされる、まるで麻薬みたいな作品。沈み行く日本から逃げ出すし
ちょっと前に購入した高田崇史さんの作品。今回は南北朝時代の名軍師、楠木正成の謎がテーマ。…とはいえ、情けないけどほとんど知識がない。太平記を読んだ事もないしね。ただ、作中でいろいろ説明はしてくれるからそこまで問題は無かったけど。もしもこの作
さっき購入した本。愛読してる漫画家さん、流水りんこさんの新刊。流水さんは以前にも「流水さん家の浮遊霊」という本を出してたけど。今回はいわゆる霊能者さん達にインタビューして漫画にした感じ。今更言うまでも無いけど、ご新規のマイミクさんも居るから
オッサンだってキュンキュンしたいんじゃぁぁぁ!!…というわけで、観て来ましたHoney Worksさんの楽曲から始まった「告白予行練習」シリーズのアニメ映画。元々の楽曲ファンとしては、ニヤニヤする場面の連続。「あ、この場面あの曲のMVだ」ってね。ノベラ
勝手に週刊連載TL「俺の本棚」第12回。今回は森沢明夫さんの『ライアの祈り』。以前に書いた『津軽百年食堂』から始まる「青森三部作」の最後にあたる作品です。主人公は百年食堂の主人公、陽一の姉・桃子。とある理由から離婚した過去があり、そのせいで恋愛