［趣味］ちょっと江戸まで

勝手に週刊連載TL「俺の本棚」第14回。
今回はこれ。
津田雅美さんの『ちょっと江戸まで』。
『彼氏彼女の事情』で有名な漫画家さんの描く、ちょっと変わった江戸草子。
…というのも、江戸開府405年後、21世紀の「江戸時代」なんです。
何がどうなったやら、江戸幕府が継続したまんまで開国したりしてて。
「はぁげんだっつ」を食べる若君が居たり、「七捨一(せぶんいれぶん)」が展開していたり。

主人公は町奉行の異母妹、そうび。
箱根の街で暮らしていたところを、江戸に引き取られて生活し始めます。
通い始めた幕府立の学校で同級生になった水戸のお世継ぎとのドタバタコメディ…がメインかな。
基本的に平和なお話が多いので、安心して読めます。
ちょっとした豆知識なんかも書いてあったりするのがオススメポイント。

ちなみに、そのうち書くと思うけど、最新作の『ヒノコ』も、実に興味深い作品。
津田雅美さんは興味あるテーマをいろいろ勉強して描くから、本当に好きな漫画家さんの一人。