［趣味］日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか

勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、緊急増刊の第15回。


土曜日に買って、休み休み読み進めてなんとか読了です。
前作の『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』も凄かったけどね。

いやもうね、シンドいわ。
出来の悪い隠謀小説を読んでる気分。
これが現実であり、この日本を取り巻く現状だってんだから、尚更ね。
タイトルだけ見たら、浅はかな人は「去年の安保関連法案の事だろ？」とでも思うかもしれないですが。
あんなのはただの最後の一押しで。

その土台は終戦後の数年間に作られていたんです。
それも、まるっきり詐欺の手口にまんまとハメられた、ごく一部の責任者によって。
余りにも鮮やかな手口は、むしろ惚れ惚れしてしまうレベルですが。
問題は、なんとかしない限り、この「占領状態」は未来永劫続いてしまうという事でしょう。


果たして、永田町でバッジを付けてる方々のうち何割が、この問題を認識し、この本を手にとっているのかと思うと、情けなくなります。

たったの1200円、たったの数時間を、極めて重要な問題の為に使ってくれるような政治家ばかりだと嬉しいのですが、ね。