釧路Ｂ級グルメ、釧路で始まった調査捕鯨のミンククジラで一杯やりに居酒屋「ちくぜん」を再訪（9/23）

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去年までは国内で初夏の宮城（鮎川）と秋の釧路の２ヵ所、今年からは７月の網走も追加されたが、ミンククジラの沿岸調査捕鯨が行われており、捕鯨の季節には現地で１度も冷凍されていない鯨肉が出回る。

中でも、脂の載ったイワシやサンマを餌に食べている秋の釧路のミンククジラの肉は霜降りになり絶品で、釧路勤務になった２００７年から毎年釧路で生クジラを楽しんでいる。
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今年も釧路でのミンククジラの捕鯨が始まり、根室さんま祭りに行ったついでに９月１７日は釧路のホテルを予約し、クジラで一杯やるつもりだった。

ところが、釧路に泊まってしまうと確実に台風18号が北海道を直撃し、ＪＲで札幌まで帰れなくなることが予想されたため、急きょ釧路のホテルをキャンセルして帰ってきてしまった。
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それでも捕鯨の季節に釧路へ行っておきたい。

そこで、宿泊予約サイトを検索したら、その週の土曜日、秋分の日の祝日の９月２３日は釧路の安い旅館が空いていたので予約し、クジラリベンジしに釧路へ行くことにした。

単純に土日で札幌と釧路を往復するだけだからクルマで行ったが、６時間以上運転して疲れたこともあり、夕方釧路の宿に着いてからしばらく休んでから、20時頃釧路の歓楽街・末広に繰り出した。
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毎年クジラづくしで一杯引っ掛けるのを楽しみにしている居酒屋「佐良」に着いたら、何としたことかもう営業終了という感じではないか。

満席で食材も売り切れたため早じまいすることにしたんだそうで、念のためクジラだけでも残っていないか確認したが売り切れとのことで、「佐良」には入れない。

急きょ、釧路勤務時代に通い詰めていたフィッシャーマンズワーフＭＯＯの屋台フロアにある「ブぅ〜」に行ってみたが臨時休業。
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そうなりゃあそこしかない、祈るような気持ちで「ちくぜん」に回ると、平常通り営業しており、釧路くじら協議会の「たくさん『鯨』を食べよう」ののぼりも出ていた（写真１・２）。
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よかった、これで生クジラにありつける。

まずは釧路の地酒「福司」をちびちびやりながら、お通しに出されたカニ身と菜の花の小鉢をつまむ（写真３）。

そして、何はなくとも鯨の刺身から始める。

今年は釧路の調査捕鯨が始まって、台風が襲来したこともあってこれがまだ４頭目だそうだが、見事な霜降りのミンククジラの生肉は新鮮で臭みもなく旨い。

おかみさんからサービスで出されたリンゴもいただく。

次は鯨の竜田揚げを注文。

刺身で食べられる新鮮な鯨肉を揚げてしまうんだから贅沢極まりない。

中はレア状態くらいの絶妙な揚げ加減で柔らかでおいしい。

さて、この季節に釧路に来たら、クジラ以外にもおいしいものがいろいろあるが、今年はサンマが不漁で代わりにイワシがあるのか。

それならそのイワシを刺身で食べよう。

身が白く見えるほどの脂乗りの素晴らしいイワシだな。

青魚でも新鮮で臭みのない道東ならではの食べ方、醤油にはワサビでも生姜でもなく一味唐辛子でいただく。

さて、不漁とは言え、サンマの季節に釧路へ来たらサンマも１品くらいは食べておきたいところである。

そこで、メニューにはないが、釧路勤務時代にシメによく作ってもらっていた「さんまのヅケのお茶漬け」を食べて次の店にハシゴしようと思う。

熱々のおダシの熱でサンマのヅケがサーッと白くなる。

よくかきまぜていただくが、めちゃめちゃ旨い。

サラサラといただき完食。

無理すればまだ２〜３品は食べられるが、十分満足したので食事はこのくらいでいいな、会計して4750円払って「ちくぜん」を出て、釧路勤務時代に飲みに行っていたスナックを２軒ハシゴして深夜２時過ぎまで痛飲したのであった。