残暑が続く9月5〜7日、少し早いシルバーウィークの旅に出ました。
目指すは中国地方の5県です。
これまでの旅で使い、手元にある島根県と山口県の共通バスカード(磁気式)。
それぞれ残額が1,000円以上もあります。
このまま使わずに放置すれば、そのうちICカードに切り替えられ使えなくなります。
今のうちに使い切ろう、というのが今回最大の目的です。
出発は4日深夜。
3日間で効率的に回るべく、今回も夜行高速バスのお世話になります。
新潟駅前23:05発、西武バスのバスタ新宿ゆき30便に乗車。
1438(練馬200か2876/いすゞガーラ・QPG-RU1ESCJ)の登場です。
ウトウトしているうちに、気がつけばバスは練馬駅に停車。
そして池袋駅東口に到着し、今回もここで降ります。
池袋からJRの「青春18きっぷ」3回目を使用するも、山手線で品川まで。
京浜急行線に乗り換え、羽田空港国内線ターミナルに到着です。
あとは6:55発のANA381便で、米子までひとっ飛び。
今回も現地までの往復に空路を用い、復路の伊丹→新潟とあわせ26,490円(旅割で調達)。
富士山を左に眺め、快適なフライトを続けるうちにいつしか日本海へ。
はわい温泉で知られる東郷池も姿を現し、鳥取県入りしたことに気づきます。
約1時間15分で、曇り空の米子鬼太郎空港に着陸。
接近が予想される台風12号の動向に気をもんでいましたが、なんとかかわせそう。
空港から歩くこと5分強、上屋つきの歩道と連絡橋を経て米子空港駅へ。
ここから再び鉄路での移動となります。
JR境線ということで、駅には「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪の名が愛称に。
ここは「べとべとさん駅」です。
8:26発の1638Dで米子に向かいます。
羽田からの乗換組は、私を含め男性ばかり数人。
目玉おやじ列車がやって来ました。
車内のシートモケットも鬼太郎。
通学時間帯ということで、高校生の姿が目立ちました。
米子駅に到着。
かつては鉄道管理局、今はJRの支社が入居する、国鉄らしい威容ある駅舎が特徴的です。
訪れたのは実に6年ぶり。
次の列車の接続待ちも兼ね、駅前のバスターミナルでしばし撮りバス。
人口15万弱と、山陰有数の規模をもつ都市。
それなりにまとまった数の乗客をのせバスは出入りします。
ただ、厳しい環境にあることは米子も例外ではなく、10月から一部路線で減便される予定。
http://www.nnn.co.jp/news/160722/20160722006.html
http://www.city.yonago.lg.jp/20419.htm
雨が降り出してきました。
台風12号はこのとき既に熱帯低気圧に変わったものの、油断大敵。
当初はバスで松江駅を目指す予定でしたが、列車移動に変更し先を急ぎます。
米子9:36発の山陰線283Mは、倉敷から伯備線を経て西出雲に向かうロングラン列車。
夕方には出雲市→岡山の288Mもあるのだとか。
元・中間車で運転台を後付けした115系電車は、平べったい非貫通のマスクが特徴的。
かつての総武線各駅停車や南武線を思わせます…。
本降りの雨の中、松江駅に到着。
こちらも6年ぶりです。
駅前バスのりばで、短時間の撮影。
人口20万5千人弱の島根県の県都だけに、米子市よりもバスの乗客は多いように感じます。
一畑バスは「回送中です」。
その一畑バスに乗車します。
今回最大の目的、磁気式バスカード償却を果たすべく。
松江駅10:36発の大東ゆき【65】で、大東駅を目指します。
時間があれば、同社屈指の狭隘路線・うさぎ線(出雲市)を極めたいところですが…。
8347(島根230き100/いすゞエルガミオ・KK-LR233J2改)の登場。
路線図はこちら↓
http://www.ichibata.co.jp/bus/rosen/tamayu.html
乗客5人で発車。
JR線の南側に入り、横浜町から幅およそ5mくらいの細い街道筋に入ります。
松江駅の隣駅となる乃木駅を過ぎる頃には、いつしか車内の客は私だけとなりました。
県道24号線に入ってからは、1人乗っては降り、また客は私だけに。
市街地には「勝負」といういわくありげなバス停も。
郊外に抜けたバスは、引き続き県道24号線を快走。
山あいに入り、才ノ峠を越え雲南市(旧・大東町)へ。
南村で、ようやく新たな客が現れます。
海っぽい名前で源泉かけ流しが楽しめる海潮(うしお)温泉も気になりますが、我慢。
大東町の中心部をしばらく進み、松江駅から約1時間弱で大東駅に到着です。
運賃は1,040円で、バスカードは残額140円に。
松江市内でちょい乗りすれば償却できたのですが、まあよしとしましょう。
乗車区間中、合計7人の利用でした。
この出雲大東駅から、JR木次線を南下します。
続きは次回に。
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