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2012年12月10日06:20

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大多喜紀行10 養老渓谷懸崖峡 / 水月寺

 2日日曜日は、親友のバカネコ氏と養老渓谷ハイキングを楽しみました。養老渓谷駅にはコインロッカーも手荷物預かり所も無いので、リュックと肩掛けカバンで「川の家」から出発です。
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 養老渓谷は、夷隅(イスミ)郡大多喜町南部の清澄(キヨスミ)山北東部に位置する麻綿原(マメンバラ)高原に源を発し、東京湾に注ぐ全長73.4 kmの二級河川養老川の峡谷で、一帯は県立養老渓谷奥清澄自然公園に指定されています。狭義には養老渓谷駅近くの中瀬遊歩道一帯のみを指しますが、広義には支流を含めた上流全体を指す表現です。
 川の家は狭いトンネルで県道81号線と繫がっています。曲がり口も狭くて見落としやすいので、初めて車で行く人は苦労しそうです。このトンネル、上方に穴がある独特の奇観を呈しています。
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 紅葉シーズンの養老渓谷は大渋滞を起こして、バスもタクシーも意味を成さないと聞いていたので、徒歩で渓谷奥にある一番の名所たる粟又の滝を目指しました。県道沿いにも美しい紅葉が目立ちます。
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 前夜はかなり冷え込んだため、霜が降りており、霜に縁取られた珍しい紅葉の写真を写す事が出来ました。
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 自然の川としか思えない支流がありましたが、このトンネルを通ってるって事は、人工的な用水路なんでしょうね。
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 粟又の滝への直進路から少し西方へ外れると、国道465号線の奥養老橋があり、この一帯の養老渓谷は懸崖峡と呼ばれて、渓谷随一の紅葉の名所となっています。
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 正に綺羅錦秋(キラキンシュウ)の絶景でした。
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 粟又の滝へ向かう狭い県道178号線を東進します。この道が狭く、大型車の擦れ違いが困難な場所が多いのが渋滞の一番の原因のようです。但し、朝のうちはまだ渋滞は起きていませんでした。遠方の山々も赤や黄色に色付いています。
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 やがて臨済宗妙心寺派補陀落山水月寺に到着です。 
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 至徳元(1384)年、真言宗寺院として創建された寺院で、本尊如意輪観世音菩薩坐像は千葉県指定文化財です。戦国時代に衰微しましたが、天正4(1576)年に峩岩(ギガン)が住持となって再興、臨済宗に転向しました。享保年間(1716〜36)に大多喜城主大河内松平氏の要請により大河内松平氏の菩提寺である大多喜城下円照寺の隠居寺となりました。
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 水月寺には、大多喜町指定天然記念物の清澄三葉躑躅(キヨスミミツバツツジ)群落があります。三葉躑躅の変種で、本州の関東地方南部から近畿地方南部にかけて太平洋側に分布し、他の植物が余り生えていない岩地に生えるので岩躑躅とも呼ばれます。千葉県鴨川市の清澄山で採集された標本を基に命名されました。しかし、冬に来ても意味は無いですわなあ。www
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《続く》
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