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宗教的対話ー「三つのL」ーコミュの記紀における「霊」と「魂」

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『長篇哲学ファンタジー ヤマトタケルの大冒険』を執筆中なのですが、そこで霊について語る場面があり、『古事記』を見直しますと、どうも『古事記』の本文には「霊」という文字が一度も出てこないようなのです。

「太安万侶」の序文に「二霊」という言葉がありまして、これはイザナギ、イザナミの夫婦神を指しています。天皇名に孝霊天皇がありますが、おくりなですし、『古事記』の原文にはなかったものです。その代り「魂」は使われています。『日本書紀』には「霊」も「魂」もありますが、果たして使い分けられているのでしょうか。
 
 他の祝詞、『旧事本紀』などの神道文献も気になりますね。『古事記』の作者には「霊信仰」がなかったのか、霊と区別された魂とは一体何か?も興味深いですね。

 霊を精神的実体として事物一般の対極に置くような二元論だけではなく、肉体の不死の部分で死後は肉体から離れて、雲や霧になったり、蝶や鳥になって異界に飛び立っていくみたいにも捉えていたのではないか、と私は読み取っていたのですが、『古事記』本文に「霊」という文字がないとなると、もう一度すべての「霊」と「魂」の使用例を抜き出して、その意味を固定観念抜きで調べなおしてみる必要がありそうです。

 コミュニティ会員のみなさんもぞうぞこの検証作業に参加してください。

コメント(1)

ミクシィのつぶやきコーナーでの対話です。

英語でいうと魂はsoulで、霊はspiritらしい。soulは個人の心を統合している主体だが、spiritは個人に限定されないようだ。ただ日本語の魂と霊にそういう区別があるかというと、どうも明確ではない。もちろん英語でも多くの人は混同しているようだ。(18時間前)

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コメント
寝太郎
バフチンは反対のことを言っていますね。spirit は個人の魂で soul は共同体の精神、というように。 (18時間前)
寝太郎
Gary Saul Morson, Caryl Emerson, Mikkhail Bakhtin: Creation of a Prosaics, Stanford University Press, Stanford, California, 1990??, p. 193 (18時間前)
やすいゆたか
そうですか、それは参考になります。「神が土のチリで人を形づくり(body)、その鼻にいのちの息(spirit:霊)を吹き込まれると、人は生きた魂(soul)となった」と「創世記」にありますが、これはどう解釈すへきでしょうか?(17時間前)
寝太郎
spiritは元々息から来ていますね。ミューズの息を吹きかけられたものがインスピレーションになりアートになるように、God との関係も深いです。しかしデカルト以前はGodと主体との関係はsubjectの関係だったので、spiritと個人の関係はあると思われます。(15時間前)
寝太郎
soul は「人」としての成り立ちに関係するので、人一般としての精神と考えてもいいのではないでしょうか。(15時間前)

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