「グノーシス」とは、何であるのか?それは、紀元2~3世紀頃、ギリシャに勃こった、キリスト教の、"異端思想"である。では、今存在する既存の、"正統派"を名乗るキリスト教とは、何処が異なるのか?それは、「真実の神」と、"造物主"を峻別したところである。「この宇宙は、悪の神が作った、"天国"と比較して、甚だ低劣な物であり、人間は、物質中心の悪の世界から離れて、真実の霊界に帰還しなくては、真実の、"救済"には、与れない!」という、ある意味、とても厳しい教理を携えた宗教である。
当然、"正統派"を名乗る、"頂点に据える方を間違えているキリスト教"から猛烈な、"虐待"を受け、紀元4世紀頃滅んだ。「真実の教え」が、"正義を名乗る、物質賛美の宗教"に滅ぼされたのである。むろん、"正統派"を名乗る宗教に、つけ入られる、"隙"を作ったのも、事実である。(性的放埒や、極端な禁欲主義もあった)
しかし、既存の宗教が、ああだこうだと、言葉を濁して、うやむやにしてしまおうとしている問題に、「キリスト教グノーシス派」は、正面から答えることができる。
それは、「何故、この世から、戦争、犯罪、飢餓、貧困、そして、さまざまな、事故や自然災害、そして、人間達の、"悪い意識"が、無くならないのか?何故だ?それは、本当に、"悪魔"のせいなのか?」いいえ、"悪魔"のせいなどでは、けっしてありません。この宇宙の、"根本的欠陥"が原因なのです!
「キリスト教グノーシス派」では、"造物主"を、"デミウルゴス"と呼びます(ユダヤ教、キリスト教の、"ヤハウェ(エホバ)"、イスラム教の、"アラー(アッラー)"と同一存在です!)。このデミウルゴス、元々、"心"を持っていません。「グノーシス」では、真実の神様を、「至高神(プロパトゥール)」とお呼びし、「至高神」から生まれでた神様の血族を、「アイオーン」と呼びます。デミウルゴスは、この、「アイオーン」の最下位に位置する、「ソフィア」という女神の、ある"絶望の闇"から、転がり産まれてきたモノなのです!故に、「至高神」と「アイオーン」が、「光」であるのに対して、"造物主"の属性は、「闇、暗黒」なのです!
さあ、お分かりになられたでしょうか?この世に、「悪と悲劇」がいつまでも無くならない、「本当の訳、理由」が。デミウルゴスは、産まれてきた瞬間に、"我は、妬む神である"と言ったのは、旧約聖書でも、有名でしょう。「妬む!」、これが、"造物主"の本質であり、不完全さの現れなのです!この不完全さの故に、「悪と悲劇」がこの世には絶えません。いえ、イエス・キリストの再臨まで続きます。追って、「最後の審判」のお話し、「アイオーン」の住する、「プレーローマ」のお話しもしていきましょう。
先ずは、当コミュニティー開設のご挨拶まで。
ご参加は、ご自由に、トピックスを建てられても構いません。基本的なことしか言っておりませんので、ご退屈された方には、お詫び申し上げますm(__)m
今後とも、よろしくお願い申し上げますm(__)m