ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ラテン語文法の部屋コミュの【韻律論】

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント(2)

※国原吉之助『ラテン詩への誘い』に言及する場合は、セクション番号だけでこの書籍の当該箇所を指すということにします。
(例、 5.3 =『ラテン詩への誘い』 § 5.3)
___

上記の書籍でようやく韻律の勉強を始めました。
「どうしてそうなるのか」といった疑問が次から次に出てきます。
以下、そうした疑問それぞれに対する私なりの回答です。
明らかな間違いがある場合など、指摘していただけると嬉しいです。

___

■ 位置によって軽い音節 (5.2)
prae-it (U U) < prae, it (―, U)
たしかに、「アエイ」の発音が重苦しい。
この prae が軽い音節であるとき、発音はどのようになるのだろう。
「pレ」か、それとも「pラ」だろうか。
この接頭辞が英語やフランス語に pre- として入っていることから「pレ」であるように思う。
あるいは、アとエの中間音だろうか。


■ 位置によって重い音節 (5.3)
どうして位置によって音節が重くなるのだろう。
これは、子音が続くと{子音+母音}の場合よりも発音に時間がかかるからだろう。
per-do (― ―) < per, do (U, ―)
言いかえると、子音で終わる音節が原則として軽いのは、後に続く子音がないからである。
しかし、(5.13) の例外(位置によらずとも重い音節として扱われる -at, -et, -it / -ar, -er, -or / -l, -m, -n)も参照。

ただし、子音が連続する場合でも、{黙音 (p/b, t/d, c/g) + 流音 (l,r)}の場合、それは二つで一つの子音とみなされる。(3.5)
それは発音にかかる時間が一子音分に等しいからだろう。そして、それは舌が滑らかに動くからだと思う。


■ 軽-重 共通 (anceps) (5.5)
どうして{黙音+流音}の前の短母音が場合によって軽い音節として扱われたり重い音節として扱われたりできるのか、全く見当がつかない。

もしかして、tenebrae は「テ・ネ・bラエ」とすれば (U U ―)、「テ・ネb・ラエ」とすれば (U ― ―) ということか。
すなわち、r の前の b が意識的に動くということ、te-ne(-b-)rae。
-br- が一子音として扱われるにもかかわらず、である。
そうでなければ、「テネーbラエ」と -ne- の短母音を長母音として読む他ないように思う。


■ 長短共通の -o (5.11)
これはおそらく短く発音してもそれと理解できるからだろうと思う。
たとえば、homo の斜格における語幹は全て homin- なので、これを「ホモー」と読もうと「ホモ」と短く読もうと、どちらでも通じる、ということである。


■ 子音で終わる particle の音節 (5.15 iii)
その音節が軽いのは、たとえば英語の but が「バット」ではなく、軽く「バt」と言われるのと同じ事だと思う。場合によっては強調されるが、それでも「バット」とは言わない。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ラテン語文法の部屋 更新情報

ラテン語文法の部屋のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング