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ブリーチ小説置き場コミュの人間観察(市丸ギン・松本乱菊・・オマケ八番隊w)

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「きょーらくたいちょー!!

 ありがとーございましたぁ♪

 また奢ってくださいねぇ〜♪」

夜中に大きく手を振って大声で叫んでいる女性。

その手を振る先には八番隊隊長の姿。

「乱菊ちゃ〜ん。

 また飲もうね〜♪」

頬を赤くしてニコニコ顔で手を振り返しているのは八番隊隊長・京楽春水。

女性は隊長を見送っていると、京楽のびっくりする声が。

「なっ・・・七緒ちゃんっ!!!!

 ど・・どどどど・どうしてこんな時間に・・・!!!」

酔いが一気にさめてしまいそうなくらいびっくりしています。



「七緒っ!?!?

 怒られる前に逃げないとっ!!」

其の女性は十番隊副隊長・松本乱菊。

しばらく走ったことと冷たい風で、酔いがさめてしまいました。

「折角奢ってもらったのになあ・・

 酔いが冷めちゃったじゃない・・・・」

そう言いながら家路に着こうとします。

月の明かりだけの道。

薄暗い道。

しかし、松本は元々流魂街出身なので、特に気にも留めず歩いています。

ただ一つの不安を除いては・・・・・




「なんや・・・

 遭うの久しぶりやなあ。」

背後からの声でびっくりする松本。

「なっ・・・
 
 なんなんですかっ・・?

 市丸隊長。」

歩みを止め硬直する松本。

松本の不安要素は、この三番隊隊長・市丸ギンの存在。

彼は夜中に散歩をすることが好きなのです。

松本は前を向いたままで、顔を見ることはなかった。

「ただの散歩やないの?

 散歩。

 夜道歩くの好きなん知ってんちゃうの?」

市丸は松本の背に話しかけている。

元々笑っていることが多いので、考えている事がよくわからないのだ。

「知ってますよ。

 だから遭いたくなかったんじゃないですか」

そう厳しく言い放ち、早歩きで歩き出す松本。

「何怒ってるん?

 久々に逢ったのになあ。」

その松本の歩きについていく市丸。



松本は、市丸のその行為を感じ、足を止め、深呼吸をした。

そして、意を決して後ろを振り返る。

「着いて来ないでいただけますかっ!?!?

 市丸隊長っ!!!」

こんな事言いたくなかったのだが、松本も胸が詰まる想いだった。

「残念やなあ・・・

 ボクは逢いたかったで・・

 乱菊・・」

市丸の、いつもある顔の笑みが消えた。

急に優しくなる言葉使い。

「なっ・・・・

 私は別にっ・・・・!!」

松本はドキっとした。

幼い頃に見た優しい姿を思い出していた。

今は忘れていた幼馴染の姿を。



「趣味・人間観察」

市丸はニヤッといつもの笑みを取り戻し、

「十番副隊長さんの新しいデータが取れたわ。

 ほな。」

そう言って松本に背を向けた。

「ちょっと待ってよっ!!!

 あんたは何がしたいのよっ!!!

 ただ、からかいたいだけなのっ?!」

思わずカッとなる松本。

それはそうである。

幼馴染の考えている事がわからないのである。



今度は市丸が背を向けて歩みだす。

松本は一歩も動けず、それを見ていた。

市丸が10歩くらい進んだ所で、ピタっと止まり、横顔でこう言った。

「早よ帰り。

 夜更かしは肌に悪いで、乱菊。」

そうして市丸の姿が消えた。


 
「・・・・・・・・・・

 何がしたいのよ・・・

 あたしは人間観察の的でしかないの・・・?

 ギン・・・」

松本はしばらく市丸が消えた場所をじっと見つめていました。

普段は見せる事は無い、切ない表情をしながら・・・・・・ 


コメント(1)

復活記念にペタリ。させていただきました。

今日はお花見で久々にお酒を飲んじゃいました・・w

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