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ブリーチ小説置き場コミュの今、想ふ。(乱菊×ギン)

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想う事は、罪だった。

人に言えず、言葉にすることさえ。
大事な人を守るために。
量りになんてかけられない。
私を慕ってくれる、気にかけてくれる人達と、あいつと。
どちらが大事かなんて。
数じゃなくて、選べない。
ということは、それほどまでにやっぱりあいつが大きくて。
でも、他を捨ててまで縋り付くだけの勇気が私には無かった。

ねぇ、ギン。
あの時。「行かないで」と言えてたら。
あの時。他の目を振り払って「会いたかった」と言えてたら。
今の結末は違っていた?
あんたがどうして私の目の前から去ったのか。
幼かった私は、あんたのせいにする以外考えられなかったよ。
『変わってしまったんだ』
そう思うしか。
でも追いかけたら、また受け入れてくれるかもしれない。
だから同じ死神になったのに。
あんたはもう、違う方を向いてた。
『変わってしまったんだ』
諦めきれなくて自分に言い聞かせた長い間に、あんたじゃない大事なものもできた。


でも。

「乱菊」

呼ぶ声に。

「ごめんな」

昔と同じ響きがあったと、気づいていれば。
『変わってなかったんだ』
お互いが一番だった幼い出会いから。
あの声も、あの微笑みも、ずっと。
あんたはずっと一緒だったのに。
変わってしまったのは、あたし?
もっと早く認めていたら、変わっていただろうか。
あの背中に、素直に。

「ギン!」

呼びかけていたら。

「なんや乱菊。しゃあないなぁ」

きっと、そう言って振り返ってくれたのに。


ごめんね。
ごめんね。
今度はまっすぐ笑いかけるから。
今度こそ、どこに行こうとしたって絶対ついて行くから。
こんなにあんたがいないとダメな女だって思い知ったから。
一人ぼっちが苦手なの、あんたが一番知ってるでしょ。
はやく、迎えに来なさいよ。
あんたが一番大事だって、大好きだって叫んであげるから。

コメント(1)

久々にコミックス読み返したら、我慢できませんでしたw

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