京の街を歩く～京都人の京都案内コミュの京都温泉事情～嵐山温泉

京都で温泉というと、京都府下、北部の丹後地方を除くと、京都郊外の亀岡にある湯の花温泉が昔から知られています。

亀岡は京都市の北隣の町で、あの明智光秀が一時居城を構えたところ。
市内の篠神社は、鎌倉時代晩期に平氏の一族である北条氏の執権下にあって、鎌倉幕府倒幕に決起した、清和源氏の時の統領であった足利尊氏が幕府に破れて西海の地に逃れ、兵を立て直して上京したおりに武運を祈ったところ。
市内には古い歴史を偲ぶ寺院なども多い所です。

その郊外の湯の花温泉郷は多くの温泉旅館があって、京都からですと嵐山トロッコ列車でも行くことの出来る近郊の温泉町です。

湯の花温泉　http://www.yunohana-onsen.com/

でも、京都市内には纏まった形で「温泉」と呼べるような場所はありませんでした。

そんな京都の温泉事情が一変したのは平成１６年に嵐山渡月橋のすぐ近くで温泉が湧出した事。
源泉の深度がとても深くて湧出口では３５℃という低めの温度で追い焚きが必要ですが、渡月橋周辺の老舗の料理旅館がこぞって温泉入浴施設を作って嵐山温泉としてデビューしたのです。

いわゆる温泉旅館とは少し風情が違いますが、本格的な料理旅館でお食事のあとに温泉につかって、と言うのもいいものかも知れませんね＾＾

露天風呂や日帰りでのご利用なども出来るようです。

◆嵐山温泉源泉データ
http://raku.city.kyoto.jp/data/cssys/bulletin/onsen0404.html

●料理旅館　「渡月亭」
渡月橋の南にある創業１１０年を越える老舗旅館です。三軒の建物に分散しています。
http://www.togetsutei.co.jp/

●京料理　旅館「嵐山弁慶」
渡月橋、大堰川畔にある料理旅館。あの「嵐山吉兆」のお隣です。
http://www.benkei.biz/

●料理旅館　「花筏」
「はないかだ」と読みます。花筏は散った桜の花が川面に浮かんで流れる様子を表した言葉です。渡月橋畔にあります。
http://www.hanaikada.co.jp/

●ホテル嵐亭
大堰川越しに嵐山の真向かいにあります。
http://www.rantei.com/

●料理旅館　「嵐楼閣」
足湯もある旅館です。
http://www.kyoto-hanatsubaki.co.jp/ranroukaku/index.html

●京福電車嵐山駅内　「駅の足湯」
駅のホームにある足湯です＾＾
ただの沸かし湯ではなく、本当の温泉です＾＾
散策で疲れた足を癒されては如何ですか＾＾

営業時間：午前9時～午後8時（冬季期間は午後6時まで）
定休日：なし
利用料：お一人様150円（★タオル付き）
足湯利用券を嵐山駅窓口または嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア
インフォメーションでお買い求め下さい。（営業終了の15分前まで発売）