さて、トヒさんの手順。なんといっても、4枚目をこのように行いたいための手順であり、そのために3枚目が普通に示されるところは、まるでTwisting the Aの3枚目のようで、いい流れだと思います。そのために、2枚目のところに、一番トリッキーな部分が来ているところも、グラスだからこそのハンピンチェンだし、マジックらしい表現で面白い。一枚目のひそかな移動も、赤松手順のエッセンスのようなやり方で、この手順の母体を暗示しているようなファンファーレになっていて、こうしてみるとどれ一つゆるがせにできないような引き締まった手順になっていて、よくできた手順だと思います。