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2008年06月04日22:59

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「常世の海」&偵察?

山と海とどちらが好きか?となるとやはり海のほうである。

そもそもアルナーチャラこそは別として、あんまり山そのものに出かける・・ということがない・・・まあ一度だけネパールの旅の時トレッキングで合計50日ばかりヒマラヤを歩いたし、富士山も一度だけ頂上へ上って御来光を仰いだことがある・・程度だ。


それに引き換え海の方とは関わりが結構ある。

先ず父の家系は浜名湖(浜名湖は太平洋と繋がっている塩水湖である)沿岸住人だから、実家から湖面に下りる辺りの情景は40数年以上前の微かな記憶として残っている。

そして浜松には「中田島砂丘(映画「砂の女」ロケ地)」があり、まあ当然いくつかの思い出というのもあるわけだ。


高校卒業後約3年在籍した海上自衛隊時代の海との関わりは説明するまでもあるまい。

そして一時期はタイの南の島「コ・パンガン」で妻子と共に暮らしていた・・わけでもある。


そんな私がここ数年何故か魅かれ続けているのが、「鳥羽・二見浦」の海なのだ。

・・・これはあまりにも茫漠としているのだが、あの辺りの雰囲気が私の中の「父と過ごした」幼年期の記憶の断片と深層でごっちゃになっているのだ(夢の中に登場したりする事もある)・・・ある種のデジャヴを伴う懐かしさ・匂い・・とでもいうものが、妙に私の感覚を揺さぶるのである。

更には鳥羽の海辺りは「竜宮城」のある海・・・というイメージが強いのだが、先日紹介したような観光船があるわけで、実際あの変てこな?船が何とも妙に情景とマッチしてしまうのだ!!


それは当然のことながら「お伊勢さん」との関わりが大変深い「聖地」としての海だからでもある。

実際あの「夫婦岩」始めとしてあの界隈の情景というのは「常世の海」という日本的神話世界の雰囲気を極めて濃密に醸し出している。

お伊勢さん・・アマテラシマススメラオオミカミは元々はあの地域の海洋神として祭られていたのではないか?と言われたりもするそうだ・・・それは俗に「縄文時代」のことなのだろうか?

最近のお気に入り音楽は「姫神」の「縄文海流」と言うアルバムの第1曲目に収められている「ダヤックの子守唄」↓

http://musico.jp/contents/contents_index.aspx?id=t2KYO&afl=music.goo.ne.jp で一部試聴できるざんす。

なのだが、かって南洋ポリネシアから原始日本へと流れていたいう時空間の風が見事なヴィジョンとして私の脳裏に展開するのだ!!


そしてまたその流れは時代を下って遥か南インドからもやってきているのではないか?という感触もある・・・・


先日古本屋で大野晋氏(日本語とタミル語には深い関わりがある・・という学説で有名な国語学者)の最近の著作である「日本語の源流を求めて」(2007年9月岩波新書刊)を見つけて購入しぺらぺらと流し読みしたのだが、その中で興味深かったのは、

「古代タミル人は何を求めて日本まで渡来していたのか?」

という問いに大して大野氏は「真珠」ではないか?と推測されていた点である。文中にもあるがそもそもミキモトの養殖成功以前から、日本は古来より「真珠の名産地」でもあったらしい・・・そのミキモトが鳥羽にあるわけだし(笑)

大野氏の説では「水田稲作・鉄・機織」という文明はタミルからもたらされたのだ!・・・ということになるのだが、この3つが弥生時代のシンボル的文明であるし、古代ヤマト政権の基盤でもあった。


そのヤマトのスピリチュアリティがこの地の海洋神だったアマテラス(もしかしたら出身は遥か南洋ポリネシアなのかも?)を、オオミカミにまで昇格させたと言えなくもない・・・・とするならば
南インドのディープ・ヒンドゥのエッセンスと通底する何ものかが、日本の「神道」の深奥に刻印されている・・・という事もありうるのではないか?


南インドが生んだラマナそして南インドの代表的な聖地であるアルナーチャラ・・・その信奉者にして、自覚的フリー神道イストでもある私にとって、そのことの意味するものは極めて重大なものなのだ。



とまあ、妄想ヴィジョンはこの辺にしておいて(笑)、いつかこのあたりで「ヨーガ・リトリート」をやりたい!!・・・という気持ちがあるわけで「いろは館」のロケーションや、「30畳・56畳」の和室大広間(宴会場)なんてのは合宿には正しくうってつけではなかろうか?・・・

などと、今回の二見浦での宿泊は「偵察」も兼ねているのだ!・・と言ったら気が早すぎるだろうか?(笑)



写真左から 観光船「竜宮城」の装飾の一部・お馴染み「二見浦の夫婦岩」・いろは館の和室大広間(宴会場)






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