仮面夫婦

オッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」を観てきました
日生劇場で二期会公演です
ギリシャ神話の歌人オルフェウスが新妻エウリディーチェを
失って黄泉の国へ連れ戻しに行く物語をパロディにした作品
原題は「地獄のオルフェ」です

パロディなのでオルフェウスとエウリディーチェ夫婦は倦怠期

オリンポスの神々のこともからかっている
このオペレッタが作曲された頃のナポレオン３世を
風刺しているんですね

言論統制の厳しい昔ならともかく、なんでもアリの現代
日本ではピンときません
二期会のオペレッタって、ＮＨＫのお笑い番組同様
なんとも堅苦しくて、心から楽しめませんね
少々退屈しました

有名なオペレッタの割には知っているメロディが少ない
例の「カステラ１番、電話は２番」の文明堂のＣＭにも
なっているフレンチ・カンカンは、そりゃぁ知ってますが
むしろパロディとして引用されているグルック作曲の
オペラ「オルフェウス」のアリアが流れてくると安心します

というわけで、昨日の「いい夫婦」の話題の続きでした
偶然なんですけどね