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2007年08月27日18:35

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「歩く」行法

ラマナアシュラムには特別なカリキュラムもレクチャーも何もないのだが、唯一奨励されているのが「ギリ・プラダクシナ」という行為である。


これは聖アルナーチャラ山の周囲13・5キロを巡礼して歩く・・行為であり、古来から行われてきたものでラマナは「歩く瞑想」と位置づけ、訪問者に積極的に勧めていた(この御山は山頂に登る・・ということにはあんまり意味がない)。


まあいうなれば四国88箇所巡礼のお遍路さんと同様で、現在ではある意味で「レジャー化」していたりもする、とりわけ満月のそれは殆ど「イヴェント化されたお祭り」である。昨今では車で移動して、主要参拝ポイントだけお参りするインド人家族連れもかなり多かったりする(笑)

私が来始めた頃に比べると道路や街灯がずいぶん整備され歩きやすくなったし、年々住宅なども増えてきて周辺状況はラマナが在世当時とは比較にならぬ天地雲泥の差と言えるだろう。


それでも捉えようによっては「行法的・タパス(苦行)的」な側面ももちろん残されている。

とりわけ外国人にとっては、「裸足で歩く」ということが、その次元を象徴するものであろう・・と感じられる。

13.5キロを歩く・・・まあこれを「ウォーキング」と捉えた場合はそれほど長い距離とは言えないかも知れない。しかしそれを「裸足」で歩く・・ところに大いなる意義がある。

故・柳田先生は生涯に約700回は歩かれ、全て裸足で歩かれたようだ・・・私も先生に案内されて歩いた初回時からこれまでの回数全て「裸足」で歩き、また途中で自転車やバイクやリキシャにぶつけられたり、棘が刺さったり暗がりで足をぶつけて怪我をしたり、一度は犬に噛まれたり・・などアクシデントは少なくないが一度もリタイアなしで完走じゃない「完歩」しているのがちょっとした誇りだったりする(笑)。


「ギリプラのヤナギダ」と称されたほど入れ込んでいた先生ほどではないが、やはりこのギリ・プラダクシナに取り組むことは、滞在中の重要なスケジュールの一つである・・現在まで通算225回、生涯目標は500回越えだろうか?(ただしこれは「座禅」同様に回数そのものに意味はない・・因みにもう一つ重要なのは「アシュラムの飯を食う」事であるが・・爆)

ゲストのご案内の関係で若干ずれたりもするが、基本的には3日に一度、夕食後に歩くのが私のスタイルである。

昨夜今回滞在の初歩きをやってきた・・・約1年ぶりに歩くとやはり周辺状況の変化が著しい・・・新バガヴァン橋手前からエーサニヤリンガム(主要8方位リンガムの北東)のある旧道と新道の分岐点までなんと「歩道」が作られ整備されていた!!

将来的にはギリ・プラダクシナのコース全周に渡って「遊歩道」が整備される・・・のかもしれない(爆)

お友達の母娘犬→http://sirius02.blog6.fc2.com/blog-entry-121.html#more は昨夜は登場しなかった・・ちょっと寂しいが、生きているのならそのうち登場することであろう(笑)
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