タイトルぐらいは聞いたことあるけど、よほどの芝居通じゃ
なければ見ることも無いでしょうね
僕は芝居通じゃないけど、たまたま友人が演出家だったので
見てきました(文学座70周年記念公演)
シラノを観るのはこれで3回目です
デカっ鼻の男が主人公くらいの知識はあるでしょう(ないかな?)
17世紀初めの実在の人物、剣の達人にして詩人・音楽家・
哲学者の無頼漢がモデルですが、実物は男色家だったそうで
それを聞いてビックリです
友人クリスチャンに代わってロクサァヌへの恋文を代筆する
そこに自分の(ロクサァヌに対する)想いを込める、というのが
物語の核ですが男色家となると、オレ流の読み替えとしては
美男の友人に対する想いを代筆した恋文に秘めるという設定に
なりますね(そんな芝居、上演できない)
シラノ役は江守徹でした
ちょっと年取りすぎ(実物は36歳で亡くなっていますから)
でも最後の死の場面はさすがに胸に迫るものがありました
単なる酒癖の悪いオヤジじゃないのね
6年前に見たときは(やはり鵜山君の演出)シラノは平幹二郎
でしたから、実物の方の男色家の設定にしてもよかったのでしょうけど、
そうはしませんでしたね(当たり前か)
正味3時間を超える長丁場の芝居で、出張疲れ・風邪気味の
コンディション不良の身には堪えましたが、最後の場ですべて
帳消し、満足して家路に着きました
明日は天気が悪いので、静養に努めますです
ログインしてコメントを確認・投稿する