大学グリーのOB会は、来年3月に下呂温泉で行うことになった。今年は大津だった。いつも鉄工所会長(カウンターテナー)が、予約から取りまとめまでやってくれている。大学時代、一番下の学年だったのが、年を取ってもそのまま変わらないので、ずっと幹事役を務めている。金沢から下呂温泉までは、高速道路を使っても4時間ほどかかるだろう。少し遠いが、まあ、乗り合わせて行くのだからいいか。
先日、グループLINEで福井の仲間が書いた。
「狭心症の発作で自宅待機しているから、様子を見て保留」
それで返信した。
「それはね、心臓の病気ではなくて、心が狭いんです。元狭心症患者より」
昨日、アルバイトの続きで鉄工所に行ったとき、その話題になった。
「あれは痛いんやわ。車の運転中になって、車を停めてじっとしてたもん」
「血管が詰まったんか」
「カテーテルを入れたけど、わからんかった。細くなってないって。でも、症状が出た以上、薬を飲めって」
それで血液をサラサラにする薬を飲み、ニトロをいつも携帯していた。痛みは数回あったが、それほど強いものではなかった。10年以上、薬をもらうために通院していたが、もういいやと思って通院をやめた。医者からも、その後、通院を続けるように連絡が来ることはなかった。その程度だったんだろう。
しかし、今考えると、症状そのものよりも、狭心症という診断が付いたことによるダメージの方が大きかった。
生命保険には入れなかったし、住宅ローンを組む際の団体信用生命保険にも加入できなかった。病気そのものより、病名が付いたことで生活上の制約を受けたのである。発作の痛みは何度かあったが結局大したことはなかった。それなのに、保険のことで受けた不利益の方がよほどがっかりだった。
まあ、一つ良かったことがあるとすれば、「狭心症なんで」と言えば、宴会や喫煙空間をパスできたことぐらいかな。
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