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2026年11月05日09:28

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坂爪圭吾

熱海の家を誰でも使えるように開放しているのですが、体重が三十キロを切った方々や、体温が三十五度を下回った方々や、ハンドソープを買うお金もない方々や、スーパーで捨てられているキャベツの外側の皮を食べながら生きている方々や、寒い時はデパートのベンチに終日座っている方々など、結構限界だな思われる方々も定期的にいらっしゃいます。

昨日、諸々限界を迎えた女性A様から「家も仕事もお金も生活保護も実家も何もかもダメになり、底の底まで落ちたら『うるさい』『知らない』と言う魂の声が聞こえてきて、これまでのことなんてどうでもいいから好きなことをやって好きな人に会おうと思い、坂爪さんに会うことを決めた」とご連絡をいただき、無期限で熱海に滞在することになりました。

A様は「病気で働けなくなってお金を入れられなくなり、同居人に申し訳ないから自炊をするにもガス代がもったいないから何も食べていない」と言いました。
ものの見事に痩せていらっしゃったので、私は豚汁を作りました。
こんな時は、具沢山の汁物に限ります。
まず食え、と。話はそれからだ、と。
家にある食材を全部使ってしまったので、初日は豪華でしたが、翌日は卵一個にめちゃめちゃ醤油をかけた極貧食生活が始まりました。

その時私は思いました。
屋根と壁はある。
風呂もある。
お湯も沸かせる。
あとは、米とか保存の効く食料があったら「とりあえずここに来たら死なない」状況を作り出せるのではないのか、と。
余談ですが、ヘアケア製品とスキンケア製品は全部イソップで揃えてあります。
心ある方が、大量のイソップ製品をくれたのです。

これまで、利用希望者の方がいる時は家主の私が家を出ました。
しかし、私がいた方が安心できる方も多いことを知り、家主の私は家の裏側にテントとハンモックを設営して、野営で対処するシステムを構築しました。

さあ、みなさん。
困った時は(困っていない時も)熱海においで。
その時は、保存が効く食糧を持ってくると、多くの人たちの命を助けることになるよ。
貧乏暇なし。
しかし、知恵と工夫で、どんな状態でも楽しく生きられることを誓います。
連絡先
keigosakatsume@gmail.com
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