晩御飯の鍋を食べ終わり、 私が空になった鍋をシンクへ片付けていた時のこと。
リビングのソファから、 妻が何気ない様子で話しかけてきた。
妻 「今日の鍋、 ちょっと味付け薄かったよね? 大丈夫だった?」
食事を終え満足していたこともあり、 私は悪気なく正直に答えた。
私 「あ、やっぱり? 実は、ちょっと薄いかなって思ってたんよね」
次の瞬間。
妻はスマホを置き、 冷ややかな目で私を睨みつけた。
妻 「ふーん。 薄いと思いながら食べてたんだ。文句があるなら次から自分で作れば?」
「なんと。。。」
と趣里さん張りにつぶやきながら、私はキッチンの冷え切った空気の中で立ち尽くした。
どうやら我が家における 「味付け薄かったよね?」という質問は、
事後の意見交換を求めるものではないらしい。
どんなに思っていても、
「そんなことなかったよ。 ちょうど良かったよ」
が正解なのだろうか。
残念ながら私はまだ、
正直に答えてよい質問と、答えてはいけない質問の見分け方を習得できていない。
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