(多少ネタバレあり)
監督藤井道人、凪良ゆうによる、同名ベストセラー小説の映画化。
瀬戸内海の、とある離島。
京都から転校してきた高校生の青埜櫂(横浜流星)。
父は居らず、母の青埜ほのか(尾野真千子)はスナックを経営しており、男性関係が少し派手。
ある日、櫂は同級生の井上暁海(広瀬すず)と親しくなる。
暁海も母の志穂(木村佳乃)と2人暮らし。暁海の父は家を出て行き、林瞳子(石田ゆり子)という女性と生活している。母の志穂はその事が原因で精神が不安定。
次第に親密な関係になって行く櫂と暁海。
だが、卒業後の進路として…
櫂は東京に出てマンガ作家になる夢があり、以前から作品を出版社に送ったりしており、反応の良い返事をもらっていた。
暁海は、刺繍が好きで刺繍作家になる夢があったが、精神的に不安定な母を1人置いて、この島を出るのは無理だった。
櫂は卒業後、予定どおりに上京し、作画担当の久住尚人(松村北斗)とコンビを組んでマンガデビュー、人気作家となる。
その後も櫂と暁海は東京と瀬戸内の遠距離恋愛を続けていたが、人気マンガ作家になった櫂は仕事が多忙になり、暁海との時間が取れなくなって行く。
そして、些細なことから、お互いの気持ちのすれ違いが生じ始め…
10代から30代まで、男女の恋愛と人生の選択を描くラブストーリー。
映像も音楽も美しく、横浜流星と広瀬すず、その他のキャストの演技も完璧。
中盤以降、本当は愛し合っているにもかかわらず、偶然のタイミングも作用して、すれ違っていく2人…観ていて少しフラストレーションが溜まりますが、ラストに全て取り返しました、僕の個人的感想としては。
実は、2人で瀬戸内の打ち上げ花火を観るシーンが3回ありますが、前半と中盤の花火シーンでは2回とも、色々と突発事情が生じて、2人はまともに花火が見られなかった、2人で見る予定でいたのに。
そしてラストで、ようやく2人で花火を見る。このストーリー構成、とても良いと思います。
年齢にかかわらず、愛する人と2人で花火を見ることのできる人生…そこが大切、花火観賞は愛のリトマス試験紙。もしも、あなたが誰かを花火大会に誘ってあっさり断られたら、もうあなたへの愛はさめたものと思って下さい。
今年ベストワンのラブストーリーではないかと思います。
毎年1人で花火観賞をしている人にもお勧めします。
(完)
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