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2026年10月18日05:53

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佐藤愛子の巻き添えで直木孝次郎先生をも切り捨ててしまったが、赤字になっている件

(10月17日)

蔵書の整理をしていたところ、佐藤愛子のエッセイ「九十歳、何が目出度い 増補版」が出てきた。2024年の草笛光子主演の映画版が気に入ったので、その時に買って読んだものだが、その中の「子供のキモチは」というエッセイ…

これは東日本大震災時の日和幼稚園送迎バスで幼稚園児が亡くなった痛ましい事件の裁判について書かれたものだが、佐藤愛子はこの結果に関して「司法は人間性を失った」などど激しく批判している。

はっきりいって、この佐藤愛子の認識は、裁判内容はもちろん、初歩的な事実関係を調べていないお粗末な勘違いによるもので、呆れ返り、怒りを感じた。

この本はベストセラーになったが、こんな勘違い主張を巻き散らかされては、それこそ亡くなった園児たちが浮かばれないし、今も悲しんでいる遺族に対する中傷でもある。佐藤愛子がこんな不誠実な作家とは知らなかった、これでは他のエッセイの内容も眉に唾をつけて読む必要がある。

ということで、こんな本はもっと前にサッサッとBOOKOFFに売り払ってしまえば良かったのだが、今まで書棚の隅に隠れ、ぬくぬくと生き延びていた。今日見つけた以上は絶対に許さぬ、直ちにBOOKOFFに持っていく。

ただ、この佐藤愛子本1冊だけ売り払うのも恥ずかしいので、他にも17冊が選ばれ、その中に歴史学者・直木孝次郎先生の「歴史学者と天皇・戦争」も含まれていた。

佐藤愛子への怒りが発端とはいえ、直木孝次郎先生の本(しかも昨年発刊されたばかり)をも勢いで切り捨ててしまったのは、今となっては、少し後悔の気持ちがないではない。最期も他を巻き添えにする佐藤愛子本、恐るべし。 

ちなみに合計18冊の売払(買取)金額は1180円で、佐藤愛子本は70円、直木先生の本は400円だった。

もっとも…

買取査定の待ち時間に、BOOKOFF店内で本をみていて、ハヤカワの「鷲は舞い降りた 完全版」(660円)と、ちくま学芸文庫「赤紙と徴兵」(1100円)を新たに買ってしまったため、1180円の利益は吹き飛び、赤字となる。

(完)

(追記)

今、考えると、この佐藤愛子本は、BOOKOFFへの売却ではなく、ゴミとして処分し、世の中に再流通させることなく、地上から抹殺するべきだった。怒りに我を忘れて冷静な判断力を失っていた。

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