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2026年09月20日20:20

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夏休み6日目(前編)

(非公開でちまちま書き進めて準備していましたが、長くなりそうなので、いったん前編としてアップします。)

8月20日
2日ほど天候がすぐれませんでしたが、この日の朝は快晴でした。
内容としてはまずまずの、カプセルホテルの朝ごはんを食し、早めに宿を出ます。
今日は平日です。私の会社も私のように夏休みをとっている者以外は平常運転です。社員が出勤する前に、稚内にあるわが職場の日本最北の支社があるところまで歩いていきました。
ここ、初めて北海道に来た時も見学に来たんですよね。
実は私、一度会社を退職し、前職とは違う立場で再度この会社に雇用されています。前職の時はこの支社に異動させられることはほぼ0パーセントでしたが、今の立場だ5パーセントくらいはあるんですよね。前の私は基本的に中国地方エリア内の転勤に限られてたんですが、今の私は建前上は全国転勤の可能性があります。だから今私は大分で働いています。
ま、実際のところはよっぽど事情がない限り、北海道に飛ばされることは「たぶん」ないだろうけど。

稚内の支社を見た後は、車をノシャップ岬方向へ走らせます。
途中、山の上にある稚内公園に立ち寄り、トイレを使わせてもらおうとすると、まだ開いていない…。
灰色の雲が流れてきます。
稚内公園からは、有名な防波堤ドームと、サフィールホテルがはるか下方に見えます。初めてこの山の上の公園に来たときはロープウェイで登ったし、ホテルも名前が「ANAホテル」だったんですけど、ロープウェイはとっくに廃止され、ホテルの名前も変わって…ああ、時代の流れを感じますね。

その後、再度下の道道254号に降り、車を走らせローソンでトイレを借り、ノシャップ岬に到着。
今日のノシャップ岬の空は雲がものすごい速さで流れていき、海の波は結構高い。だけど、青空が徐々に広がってきており、このまま晴れてきそうに見えました。
ノシャップ岬近くには寒流水族館がありましたが、ここは15年前にも家族旅行で来たし、まだ開館まで時間はだいぶかかりそうだったので、このままオロロンライン方向に行き、名寄を目指して南下することにしました。

今日の宿は宗谷地方内陸部の名寄市内のユースホステルにしているので、日本海沿いのオロロンラインからいずれは内陸に向かわなければならないし、オロロンラインで一度留萌くらいまでは行っているんだよなあ…、どうしようかな。

さて、この旅行において私は完全にやることがなくなった、という状態でした。

私の旅にはこういうことはよくあり、その場合はあてもなく車を走らせ続けて、何か面白いとはないかな、と探したりすることにしており、車窓の右側に利尻富士を眺めながらぼんやり考えます。
そんなとき、「抜海」という地名が目に入りました。
そういえば、ここ、集落から離れたところに駅があったなあ、とぼんやり思い、昨日まで見てきた、オホーツク海沿岸の興浜線跡などのことが頭をめぐりました。
・・・そうだ! ちょっと寄ってみよう!

それはほんの思い付きでした。
しかし、この思い付きが、この日1日、私を廃駅を含めた宗谷本線の駅巡りにハマらせたのでありました。
駅巡りをハマらせた理由はもう一つあり、先日まで私の道中にいろいろリプやリアクションをしてくださるXのフォロワーさんもこまめに反応してくださったから、というのもあるのです。

そして、Google Mapで抜海駅を検索すると「閉業」の文字。
抜海駅って最近廃止されたんですね。知らんかった。
でも駅舎くらいはまだ残っているんじゃないかなあ、と思って、そのままMapで示された地点まで車を走らせます。

Google Mapのナビに導かれて到着した抜海駅跡は何もありませんでした…。
駅舎は撤去され、広い空き地と、宗谷本線のレールが突き抜けている景色が広がるだけ。
在りし日は味わい深い古い駅舎だったので、廃駅前に一度来ればよかったかな、残念に思いましたが、宗谷本線には今日の宿の名寄までまだまだ駅がたくさんあります。
どうせやることないし、豊富で温泉に入るなどして、徐々に南下していけばいいかな、と思い、抜海駅跡の状況をXに投稿し、次の勇知駅に向かいます。
車は道道510号抜海兜沼停車場線を勇知駅へ向かった南下します。

次の勇知駅はちょっとした集落の中にありました。貨車駅です。
貨車の車両を使用して作られた駅の前には、きれいな花の咲いた鉢が丁寧に並べられていました。

うーん、のどかだ。

駅舎の中に入ると、何やら写真などが飾ってあります。地元自治会やライオンズクラブ(?)の方々の集合写真や、アマチュア写真家(?)の駅周辺の風景などです。
そして駅ノート。
駅ノートを手に取り、パラパラとめくって通読すると、いろんな方々が訪れておられますね。人生に悩んで旅に出た方などの書き込みもあり、つい読み込んでしまったり…。

いかん、名寄まで何キロあるんだっけ?
途中で我に返る私。

このような駅を訪れるのは、博物館を見学するのと匹敵するくらいの魅力があるぞ、と思ってしまいました。しかも完全無料。

…よし! 今日は名寄まで宗谷本線の駅巡りをしよう!
ここで私はそう決心しました。

駅ノートを読破しておらず、名残惜しかったですが、次の兜沼駅を目指すことにしました。
兜沼駅は貨車駅ではなく、通常の駅舎が設置してありますが、中に入ると…あ! ここにも駅ノートがある! 先ほどの勇知駅と同じように駅ノートを読みふけりそうになる、だめだ、時間がない!

この時点で私は宗谷本線駅巡りにはまり込んでしまっていました。
名残惜しさを振り切って、次の駅に行くことにします。
次は、廃駅となった徳光駅跡(もっと前に廃駅になった芦川駅跡もありますが、ここはこの時点では目に入りませんでした。)。

徳光駅跡は何もありませんでした。大分に帰った後に調べると、豪雪地帯でもあるし、駅舎を放っておいて、豪雪、風雪などでつぶれて線路上に被害が出ないようにするため、JRが廃止後、早々に撤去してしまうことがある、とのことでした。
しかし、この時点で、件のXのフォロワーさんから私が駅巡りを開始したことについて、感想コメントが入りました。
私の視点では気づかなかったことなどを知らされ、もっと面白くなってきました。
こういうSNSの使い方ってほんと、いいものですよね。

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