8月18日
午前5時にはすっかり目も覚めました。
昨日はちょっと暑いな、北海道とはいえ、エアコンなしは少しつらいな、などと思いながら扇風機の風にあたりながら寝ていましたが、朝になると涼しい。
扇風機を切って、窓を開けました。
瀬戸瀬温泉ホテルの周りは木々に囲まれているので、さわやかな空気が入ってきます。
素泊まりで、朝ごはんも特に宿で食べることもないので、もう1回温泉に入って、人心地着いたら、チェックアウトしましょう。
日帰り入浴が始まるのは朝の8時からなので、7時台にもう一度、貸し切りの温泉を味わいました。
この日は連泊の人がもう1人いらっしゃったようですが、夜遅く帰り、朝また早く出て行かれたので、会うことはありませんでした。
8時過ぎに宿を後にします。いやあ、瀬戸瀬温泉、よかったです。
できればもっと涼しい季節、暖房が必要なくらい冷え込んだくらいに宿泊したいですが、今の職場に勤めている限りは無理かな。
しかも、この施設もかなり古く、リフォームもしていないので、いつまで宿泊を受け入れてくれるだろうか…。仮に10年後に行ったとして、まだホテルとして営業しているだろうか…。
名残惜しいまま、車を遠軽町市街地へもう一度走らせます。
そのまま湧別町からオホーツク海沿岸へ抜けて、紋別市を目指します。
今回の旅、雄武→枝幸エリアを通るのが目的だったので、最初は「オホーツク紋別空港」を起点にしようと思っていたのですが、空港レンタカーに空きがなかったので、女満別空港にしたわけです。
まあ、おかげで監獄食も食べられたので、悔いはありませんが(最後のフライトの羽田空港でのハプニングを除けば)。
紋別空港に降り立って、紋別市街もしくは網走市街まで公共交通機関かタクシーを使って行って、レンタカーを借りる、という手もあったかもしれませんが、そっちの世界線だったらどういう旅になったでしょうかねえ。
この日の天候は曇り。ともすれば小雨もぱらつきます。
月曜日の段階の天気予報だと、この後、帰る時まで雨が降るということでした。
少し残念には思いましたが、それはそれで旅愁が掻き立てられるというものです。
紋別市に行くのは実は初めてだったりします。ほかの北海道の市はだいたい行っているのですが、この紋別〜枝幸までのエリアは行ったことがなかったのですよね。
ただ、ついてしまうと、それで満足してしまうところですが、とりあえず紋別観光をします。
まずは道の駅の近くの「流氷科学センター」に行きます。
紋別は網走と並んで、流氷で有名だからか、網走と同じように、零下20度に設定したエリアが設けられていました。
ただ、このエリア、網走の「オホーツク流氷館」の零下20度エリアに比べると、広く、しかも展示物や説明書がずらりと並べてあるので、見ごたえがあります。
見ごたえがあるのはいいんですが、さすがにこの温度だと防寒着を着ていても、徐々に顔が痛くなってきます。
昔、岡山に住んでいた時、冬、寒波が来て山越えして故郷の鳥取県に帰ったことがあり、その時、零下12度というのは体験しましたが、その時は、外に出ても1分もたたずに車に帰ったので、大したことないな、と思った記憶がありますが、さすがにこの温度、3分もいるときつい。
だんだん、文字を読む集中力が途切れてきそうだったのをがまんしつつ、ゆっくりと零下20度のエリアを回る。
外に出た時は、真夏の暑さが心地よかったくらいでしたw
次にオホーツクとっかりセンターでアザラシを鑑賞。
いやあ、こうやってみると、かわいいもんですが、私、昔、何かのドキュメンタリーでアザラシがペンギンを捕食するため襲い掛かるシーンを見たことがあり、アザラシには獰猛なイメージが付いているんですよね(ヒョウアザラシという個体がペンギンを捕食するみたいなので、多分そのシーンかな。)。
ま、実際巨大なゾウアザラシなんかは、サメも捕食するらしいですから…。
だから、かわいい顔にはほっこりしますが、畏怖の念ももっております。
その後は紋別の支社を見て、帰りに入場無料の市立博物館でしばしの見学。
この後の日も複数の博物館に行きましたが、この時期の北海道(道北だけかな?)の博物館は冷房は付けないのでしょうか?
灼熱、というわけではないのですが、そこはかとなく暑かったです。
そういえば、昔、私、北海道と言えば、アドベンチャーゲーム「オホーツクに消ゆ」のイメージを刷り込まれている、と書いたことがありますが、ここ紋別にもそのゲーム内で出てきた名所があります。
それは「紋別市港湾殉職者慰霊碑」になります。
ゲーム内の、あのテトラポットの上に碑文を乗せた独特の形のイラストそのものでしたね。
だいたいこれで紋別の街はざっと見たかな、というところで北上することにします。
昨日、瀬戸瀬温泉に宿泊している時、今日の宿を雄武町、明後日の宿を名寄に定めていました。明日は? というところですが、この時点では私、日帰り温泉に入り、たまった洗濯物をコインランドリーに突っ込み、最後は道の駅かどこかで車中泊をしようと考えていました。
紋別…できれば、今度は流氷の季節に来てみたいですね。難しいけど。
紋別を出て、オムサロ原生花園の展望台で写真をとったりしましたが、基本、雄武まであとは一直線です。
国道238号は、紋別を出ると、東側に海、西側は荒涼とした平地が広がる単調な景色となります。
いわゆるこれも、内地ではなかなか見れない、北海道独特の風景です。
この日は曇天だったので、風景に寂しさが混ざり、旅愁を引き立てます。
ふと思ったのですが、この辺の道端には「オオイタドリ」の葉が、内地で言う「ヘクソカズラ」と同様に繁茂していますね。
なんか葉っぱの形が違うなあと思いながら車を走らせていたのですが、ふと、google lens先生に聞いてみました。
植生が内地と違うのかな。
今日の宿は、雄武町にある「オホーツク温泉ホテル日の出岬」です。
ちょっと値段高めかな、と思ったのですが、私が両親との旅行で泊まるような、きれいな温泉ホテルです。
立地や周りの設備などが、反対側のオロロンライン沿いにある「しょさんべつ温泉ホテル岬の湯」にそっくりだと思いました。
北海道って、キャンプ施設+温泉ホテルの組み合わせが多いですね。
今回のプランは、夕朝2食付きでしたが、夕食はホテルレストランで日帰り客が利用するような定食又は丼物を選ぶ、というシステムでした。
会席は多するので、ちょうどいいと思いましたが、正直なところ、それにしては宿泊料が高いな、とも思いました(笑。
ホテルに入り、温泉や設備のコインランドリーを使ってほっと一息したところ、くだんのXのフォロワーさんからリプライメッセージが届きました。私が初日に「ホワイトハウス」というレストランに寄ったこと、次の日に瀬戸瀬温泉に宿泊したこと、そして紋別に寄ったことがその人の琴線に触れたとのことです。
久々の一人旅で、正直少し寂しい思いはしていた私は、とてもうれしかったのですが、同時に心の中ではもちろんそうだろう、と思いました。
だって、私、その人がかつてブログを運営していた時のその人の北海道旅行記で寄ったところを選んで寄ってましたもの。その人のブログの北海道旅行こそが私の琴線に触れてましたもの。
ただ、この事実をその人に告げると、恥ずかしいし、どう思われるかわからなかったので、たまたま合致した態を装って返信メッセージなどをしました。
これをきっかけにこの人とは、これ以降、今回の旅が終わるまで頻繁にメッセージのやり取りをすることになりました。
意外な展開でしたが、実はこれが今回の旅で一番楽しい思い出になりました。
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