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2026年08月21日06:10

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あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。

監督・新城毅彦。
汐見夏衛による小説の映画化「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(2023年)の続編にして完結編。


高校生だった加納百合(福原遥)が、戦争中の過去にタイムスリップして特攻隊員の彰(水上恒司)と恋に落ち、悲しい別れを迎えてから7年。
百合は、彰の将来の夢であった教師になり、進学校の高校で国語の授業を受け持っていた。

ある日、学校に臨時任用教員として宮原涼(細田佳央太)が着任し、百合が指導をすることになる。彼は優秀かつ親切な好青年で学校の雰囲気にもすぐ溶け込む。

百合と涼は次第に惹かれ合っていくが、百合は今でも特攻隊員の彰のことが忘れられず、新しい恋愛に踏み切れないでいた。

そんな時、百合は偶然に千代(倍賞千恵子)という老齢の女性に出会う。
その人は、百合が戦時中にタイムスリップした時に仲良くしていた千代(出口夏希)本人だった。千代の方から「私が昔に仲良くしていた人にウリ二つです」と言って声をかけてきた。

千代は、今はホスピスで残り少ない命の時間を過ごしていた。百合は千代の話し相手になり、それから度々、ホスピスを訪問することに。

そして千代は、特攻出撃直前に彰から「百合さんに渡して欲しい」と云われて預かっていた一冊の本を百合に差し出す。



その本はニーチェの哲学書で、ある文章に線が引かれてました。その文章とは…

「世界には、君以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。」

…前向きな、とても善い言葉ではありませんか。
そして特攻死する彰が、出撃前にその言葉を百合に贈った意味。


基本的に前作よりも全体的に良いストーリーでした。
サイドストーリーの小説家を目指す女子高生の鮎川紗良(豊嶋花)のエピソードも良かったと思います。

ただ、個人的に大感動に至らなかったのは、いつまでも彰を忘れられないでウジウジしている百合(福原遥)にあまり感情移入できなかったこと。

また、舞台が架空の街の設定。
クライマックスは大花火大会の夜で、凄すぎる打ち上げ花火ですが、いかにも全部CGという気がしてしまいました。

それに、前作と同様に、彰は陸軍の特攻隊員で一式戦隼で出撃しているのに、旧海軍の「予科練平和記念館」でロケしていて零戦を映したり、テキトー。きちんと旧陸軍の「知覧特攻平和会館」でロケすべき。

鹿児島県の知覧会館までロケに行くよりも、茨城県阿見町の予科練記念館の方が、アクセスが良くて予算も浮いてラクとか、そんなセコい理由だとするなら、陸軍特攻隊の英霊に対して失礼というものです。

(完)










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