を昨日読んだ。神林長平著
ラジェンドラが匋冥が行った行動を理解するために振り返った事件の報告書。
サベイジのホテルで蟻に噛まれた青年ポアナ・メートフが殺虫剤を探してさまよう内に、怪しい武器店で匋冥と出会う。
ポアナは「匋冥教」を抜けて匋冥本人を探しに来ていたのだった。
一方海賊課には行方不明者の捜索依頼が。その依頼主はシャフェラン・メートフという若い女性で、フィラールの聖なる剣シューフェンバルドゥを受け継ぐ者だった。
このシリーズには珍しく変な展開もなく、一連の出来事が普通に1つの物語として語られるので読みやすい。
その分いつもより意外性には乏しい気もするが、まあこういうのも悪くない。
相変わらずラジェンドラの戦闘シーンがかっこいいのと、久しぶりに(海賊版以来?)匋冥とアプロの直接対決がかっこよく描かれるのもよい。
物語のメインの部分は「神」と「匋冥」というなかなか興味深い組み合わせで、ラストの予想外の展開には面食らった。
腰砕けだったのは「結婚」の顛末があっけなさすぎたところ。
退屈はしないし、悪くなかったと思う。
ところで本書は例によって書き下ろしで13年前に出版されており、それ以降は新刊が出ていない。
一応区切りがついたという感じ?
内容的には全然そんなことはなく、ラストも特に変わったところはなく終わっているのでさくっと新刊が出る可能性もあるが。
ログインしてコメントを確認・投稿する