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2026年07月18日10:45

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ルーンの杖秘録4 杖の秘密之巻

を読んだ。マイケル・ムアコック著/深町眞理子訳
 ホークムーンたちを乗せた船は奇妙な壁のようなものを通り過ぎた直後に巨大な怪物の群に襲われ、誘導されるようにある島に流れ着く。
そこには神秘的な都市があり、中央の塔の上には1人の少年がいた。
 メリアダス男爵はヒュオン皇帝への謀反を実行に移す。
またタラゴームはブラス城をこの世界に戻す方法を発見していた・・・。

 シリーズ完結編。
これまでの登場人物も総出演で、次々と大きな変化が起こってラストになだれ込んでいく。
エルリックと比べると実にまとまりのいいシリーズだと言える。
またエルリックのところでも少し触れたが、ムアコックは実は「戦争」を描くのが上手く、戦場以外の様々な戦争にまつわる要素をリアリティを持って描写するので、戦場の描写にも説得力が生まれていると思う。
 本作で一番意外だったのは、登場人物が全滅しても絶対に死なないだろうと思っていた「あの人」が真っ先に死んでしまったこと。しかもなにも言葉も残さず(汗)
まあどうせどこかでまた出てくるんだろうけど(笑)
 また面白かったのがメリアダスに追い詰められたヒュオン皇帝が部下に言ったセリフ。
「朕はかねてより、彼奴こそはわが配下ちゅう、もっともすぐれた将軍であると思っておったよ」
球体の中で2000年も生きてきてほとんど人間やめていると思っていたが、意外に人間臭い(笑)
 ちうわけでそれなりに満足の行く内容で、面白かった。
次は本シリーズの続編にあたる「ブラス城年代記」かな。
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