を読んだ。アーサー・C・クラーク著/南山宏訳
2077年。1000トンを超える巨大な隕石が北イタリアに墜落し、60万の死者を出した。
この事件をきっかけに宇宙監視計画スペースガードがスタートした。
2130年頃、スペースガードのレーダーが木星の外側に接近する物体を発見した。
31/439と名付けられたそれが異常なのは、そんな長距離で発見されたということであり、それはつまり31/439がこれまでの常識ではありえないほどの巨体だということだった。
それが接近するに連れ、それが直径20km、全長50kmの正確な円筒形をしていることがわかった。
つまりは人類が初めて遭遇する地球外知的生命体が存在する証拠だった。
改めてラーマと名付けられたそれは、秒速10万km以上の速度で太陽の近くを通り過ぎるコースをとっており、調査を行える時間は僅かだった・・・。
プロジェクト・ヘイル・メアリーを読んで、続けてSFらしいSFを読みたくなって手に取った。
こちらは1973年に書かれたファースト・コンタクトものの古典の1つだが、大迫力ですごく面白いのと、ものすごく尖った内容にびっくりした。
なにしろ内容が「未知との遭遇」しか無い(笑)
ひたすらラーマを探索し、ラーマの脅威を目の当たりにし・・・という感じで、ほぼストーリーというものも無く、言ってみればラーマ探検隊の記録をそのまま本にしたような感じなのだ。
その分ラーマの「未知との遭遇」はとことん凝って描き出されており、おおまかな構造はいわゆるスペースコロニーのそれなのだが、あやゆる部分が人間とは異なり、しかしどこか似ているという絶妙なラインが興味深いのと、なによりその圧倒的な巨大感。
例えば半径10kmの円柱の中央から周りを見回した景色など、室内で読んでいてもピンとこないが、会社の屋上で周りを見回しながら想像してみると寒いぼレベルの壮絶な風景に戦慄したりするのだ。
そんなこんなで壮絶なラーマとの邂逅が終わりを告げ、ほ〜〜〜〜っと息を吐きながら最後の行を読むと、そこにはとんでもないオチが。
落語か(笑)!?
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