を観た。林海象監督
老女がサイレント時代劇映画を観ている。しかし黒装束の主人公がもう少しでヒロインを助け出すかと思われたときにフィルムが焼け落ちる。
ゆで玉子ばかり食べている私立探偵の魚塚のところにかかってきた電話は、若い女性が誘拐され、すぐに使いのものをよこすというものだった。
やってきた執事はさらわれたのは桔梗という名で、犯人からの録音テープを持ってきており、それでは身代金100万円を持ってくるようにと言っていたが、その場所が謎掛けになっており・・・。
昭和40年頃?を舞台にしたモノクロサイレント風の映画で、無理やりジャンルを言うならレトロミステリーファンタジー?
化夢宇留仁はおそらく高校の頃に観て非常に気に入り、その後もビデオで1〜2回くらいは観たものと思われる。
本作は脚本が非常によくできているのと、大正から昭和の雰囲気を色濃く表現した非常に凝った演出が活きていて、モノクロの超地味な画ながら目を離せない魅力を持っている。
ヒロイン桔梗役の佳村萠が美しいが現在ではなんの情報も見つからないので、本作限りだったのだろう。そもそも女優ではなかった可能性が高い。
他の役者も主役の佐野史郎(本作がデビュー作)をはじめとして、大泉滉やあがた森魚など、個性的な面子を揃えていて見飽きない。
ちなみに上で昭和40年頃と書いたのは劇中の設定とセリフから推測したもので、画の雰囲気からすると昭和30年頃くらいのイメージである。
本作を初めて観たときにはその面白さにびっくりして、すごい監督が出てきたと思ったのを覚えているが、その後は「二十世紀少年読本」はまあまあだったが・・・むにゃむにゃ(汗)。
とりあえずこの映画はよくできていて面白い(笑)
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