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2025年09月04日19:16

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ルーンの杖秘録1 額の宝石之巻

を読んだ。マイケル・ムアコック著/深町真理子訳
 文明が崩壊し、剣と魔法が支配するようになった今から1000年ほど未来の地球。
ヨーロッパはグランブレタンという狂気の帝国の支配下に落ちようとしていた。
その魔の手がまだ及ばぬカマルグ国では、伝説の英雄ブラス伯爵が防備を固め、帝国の手出しを防いでいた。
しかし祭りが大いに盛り上がって意気揚々と戻ってきた伯爵を待ち構えていたのは、グランブレタンのメリアタス男爵だった・・・。

 というのが第1部の前半部だが、主人公ドリアン・ホークムーンは第1部には登場しないのだ(笑)
第2部で登場したケルン公爵ホークムーンはグランブレタンに国を占領され、慰みものにされるためにグランブレタンの本拠地であるロンドラ(旧ロンドン)に輸送されるが、メリアタス男爵はブラス伯爵への復讐にホークムーンを利用することを思いつき、彼の額に魔法の宝石を埋め込む。
そんなこんなでメリアタスの言いなりにブラス城へ向かうホークムーンだが・・・。
というわけでホークムーンの大冒険が始まるわけだが、エルリックと比べると非常に真っ当なファンタジー冒険譚という感じで、なによりホークムーンが普通にいい人(笑)なのと、変な剣を持っているわけでもないので仲間を殺したりもしないのだ(笑)
だからといって凡庸でつまらないということは全然無く、密度の高い物語で最初から最後まで十分に楽しく読めた。
やはり新鮮だったのは未来の地球が舞台ということで、地名なんかも微妙に現在からも想像できるような塩梅で、長距離の移動もそれが効いて風情がある。
またのちに別作品の主人公にもなる(らしい)ブラス伯爵もなかなか魅力的で、先のシリーズを読むのも楽しみにできた。
魔法使いと山巨人のハーフである相棒オラダーンもいい感じ♪
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