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2025年04月04日22:55

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貸本漫画復刻版 墓場鬼太郎3

を読んだ。水木しげる著
水神様が町へやってきた
 家賃が倍の1万円になって水木が困っているので、鬼太郎は働き先を探し、「水神」と「物の怪」から借金を取り立てる仕事を見つける。
鬼太郎から奪った100万円を使って90万円で喫茶店に飾られていた吸血木を買い取り、残りの10万円で川の中の小さな島にある明治30年から売りに出されている農家を購入し、そこに住んでいた「物の怪」とともに蚊の養殖に精を出すねずみ男だったが、「物の怪」が集金に来た鬼太郎に見つかってしまい、2人は「水神」の住処へ向かった。
水神は恐るべき存在だったが今は眠っており、鬼太郎は「物の怪」からもらったしびれ薬を水神に使って抵抗できないのをいいことにビニール袋に詰めて持って帰った。
吸血木には大きな実がなり、その中からトランク永井が生まれ変わって誕生する。
しかしその間に水神は水蒸気になって袋から逃げ出していた。
力を取り戻した水神は大空ひばりのプールに侵入し、ひばりを飲み込んで巨大な水球となって街を襲った。

顔の中の敵
 関西で下水に紛れて鬼太郎を見つけた水神は、家ごと鬼太郎たちを海に流す。
死を待つばかりだった鬼太郎、目玉おやじ、にせ鬼太郎は、アドバルーンで飛んできたねずみ男に助けられるが、その際ねずみ男の召使になることを約束させられ、目玉のおやじは人質としてひょうたんの中に閉じ込められた。
しかし水神はまだあきらめておらず、水神の入ったコーヒーを飲んだにせ鬼太郎は溶かされて死んでしまった。
ところで下宿屋の口にジッパーがついているがまちゃんの虜になったねずみ男と人狼は、それぞれが鬼太郎と取引してがまちゃんを手に入れようとするが、がまちゃんに逃げられてしまう。
ねずみ男は坂本九に会って恋愛は長期戦でいくべきだと学ぶ。
人狼も大金をかけて水神を退治してやったのにがまちゃんに逃げられたことを知り、ねずみ男と人狼は鬼太郎に復讐を誓う。
鬼太郎に山本富士子が結婚を申し込んできているといい、山本富士子がくれたまんじゅうだと騙して薬の入ったまんじゅうを鬼太郎に食べさせて眠らせたネズミ男は、人狼とともに鬼太郎の入ったスーツケースに重りをつけて海に沈めてしまう。
その翌日鬼太郎を入れて海に沈めたはずのスーツケースが届く。
さらにその夜洗濯屋が鬼太郎の服と下駄を届け、持っていた紙には住所が書いてあったのでそこに行ってみることにするが、乗った電車の様子がおかしい・・・。

 水神が鬼太郎を襲う前に街で大暴れするシーンはリメイクには無かった。
また鬼太郎の入ったスーツケースに重りをつけて海に沈めるシーンでねずみ男の様子がおかしいのはリメイクでも描かれていたが、そのからくりは一切語られていなかったのをオリジナル版ではちゃんと説明されていた。
ラストはのちの「幽霊列車」そのままの内容で、リメイクの方のいきなり鬼太郎が立派な家を所有している不自然さはないが、やはりこれまでの展開を無視したような唐突な終わり方だった。
そもそもあの終わり方があまりにも不自然だったので、連載の都合か何かでそうなってしまったのであって、オリジナルの方ではもっとちゃんと終わっているのではないかと思って読んでみたのだが、結局似たようなものだった(汗)
 ついでに前から思っていたのだが、これらの一連の作品の中で一番不自然なのはにせ鬼太郎の存在だと思う。
偽物が存在するためには、オリジナルに有能さと知名度が絶対に必要なのに、鬼太郎は何もしていない上に存在を知っているのは血液銀行の社員水木くらいなのだ(汗)
しかも登場してからも偽者というのを活かした活動は寝子を誘い出したくらいで、あとは反省してゴロゴロしている内に水神に溶かされて死んでしまう(汗)
まあ他のキャラクターもドラマツルギー的にはどれも存在意義がほとんど無いのだが(汗)
 ちうわけでオリジナルの墓場鬼太郎を読んだわけだが、こちらもとりとめの無さは大して変わらず、ますますなんでリメイクを描いたのかがわからなくなったのだった(汗)
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