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2025年03月16日11:23

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ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)9

を3月15日に読んだ。水木しげる著
妖怪反物
 奥深い森林でもりぶどうを採って食べていたぬりかべだったが、中国から来た妖怪だという男から仲良くしたいと話しかけられる。
男が強くなる薬だというものを飲むと、ぬりかべは薄く広がってしまった。
男はそれを巻いて持ち帰り、美しい中国反物だといって安く売りさばいてしまう。
男がもっと妖怪反物を仕入れようと別な妖怪に話しかけるが、それはサトリだったので男の意図に気づき、慌てて逃げ出して鬼太郎のところへ行き、中国妖怪の侵略が始まっていると告げた。

 中国反物で作った着物を着た人は、中国妖怪に操られてしまう。
この中国妖怪がなかなか強力で、鬼太郎も建設中の中国妖怪の城に忍び込んだのはいいが、中国妖怪の幻術によってあっさりと反物にされてしまう。
それもそのはずこの中国妖怪の正体は九尾の狐の弟なのだ。
その後日本妖怪軍団と中国妖怪軍団の大規模な戦闘が繰り広げられ、なかなかの盛り上がり。
画も見どころの多い話で、中国妖怪の城は雰囲気があるし、後半に日本妖怪の助っ人として出てくる井戸仙人の顔(画像)がこれまたすごい。
なんだか「雪の魔女の洞窟」を思い出すが、これもなにか元ネタがありそうだ。

牛鬼
 忠太のおとうさんは牛鬼岩のところで行方不明になった。そこで遊んではいけないと母親に注意された忠太だったが、その岩の上で釣りをしていたねずみ男が大物がかかったので手伝ってくれといい、友達とともに手伝う。
しかし上がってきたのは牛鬼であり、逃げ出した忠太たちを追って町に入って大暴れ。

 妖怪というより怪獣と言ったほうがふさわしい牛鬼の暴れっぷり。
しかしさすがの鬼太郎は髪の毛で首をしめてあっさり牛鬼を倒すのだが、牛鬼の正体は忠太の父親であり、その父親が息を引き取ると鬼太郎が牛鬼になってしまう。
牛鬼を殺した人は牛鬼になってしまうというこれまた恐ろしい呪い。
そこで最後は神頼みになるのだが、この神様がまた変に人間臭くて頼りになってかっこいい。

げた合戦
 毛の塊のような貯金箱は、お金を入れるときはおとなしいがお金を出そうとすると指を噛み、お金がいっぱい貯まるとどこかに消えてしまう。
妖精の花子ちゃんの貯金箱もどこかに行ってしまい、鬼太郎とねずみ男は花子ちゃんにいいところを見せるためにはりきって貯金箱を探す(笑)

 貯金箱になっていた妖怪丸毛を操っていたのは下駄の形をした妖怪逆柱だったのだが、そんなことより花子ちゃん(画像)の存在と、彼女に鬼太郎とねずみ男2人が花子ちゃんに気に入られようとするのがいつもと違いすぎて気になる。

天狐
 ねずみ男が珍しくソフトクリームなんぞを食べていて羽振りがよさそうなので聞いてみると、霞が関ビルの地下でアルバイトをしているという。
その霞が関ビルだが、大規模な地下駐車場工事をしているところに大量の地下水によって洪水が発生。それで現れた洞窟に入ってみると、日本髪の美女たちが接待してくれるバーがあった・・・。

 もちろん狐が化けているのである(笑)
この狐だが、本作では妖狐の階級が紹介されていて、一番下から野狐、気狐、空狐、天狐となっており、気狐からは化けることが出来、空狐では地水火風を自由に操り、天狐は普段は姿を見せないとあって非常に興味深い。
交渉に向かった鬼太郎は空狐の中の術力者である九尾の狐と対戦して勝って言い分を通す権利を得るが他の狐が負けを認めようとせず、そこに出てくるのが天狐で、なかなかかっこいい展開。
それにしても地上36階高さ147mが当時の一番高いビルだったというのが感慨深い。ちなみに現在の日本で一番高いビルは麻布台ヒルズ森JPタワーで、64階330mだそうな。

のっぺらぼう
 最近人が亡くなった家にやって来て、墓守のバイトを無理やり引き受けるねずみ男。
ねずみ男が夜に墓で南米バナナを食べようとしていると、奇妙な妖怪が人だまをつかまえているのを目撃する。
そのあとをつけていくと、その妖怪は人だまの天ぷらをごちそうしてくれた。
ところが帰り道にねずみ男の口から人だまが抜け出し、同時に顔がなくなってしまう。

 ねずみ男の顔を取り戻しに来た鬼太郎を大石の罠でつぶし、さらに臼でついて鬼太郎もちを作るのっぺらぼうだが、そうなってから鬼太郎の反撃が始まる・・・のだが、なんでいつも鬼太郎はやられるだけやられてから反撃するのだろうか(笑)

おりたたみ入道
 妖怪ポストにお年玉をだまし取られたという手紙が入っていたので行ってみると、犯人の容姿はねずみ男そっくりだった。
ねずみ男を見つけるがねずみ男は否定し、犯人探しに協力するという。
一応言うことを聞くと、なんと本当にねずみ男そっくりの男が。
ねずみ男が襲いかかろうとすると、男の背中のつづらからおりたたみ入道が飛び出し・・・。

 なんと男はねずみ男の弟だということなのだが、ねずみ男の弟に化けていたのか、ねずみ男の弟という存在自体ねずみ男が化かされていると思い込んだだけなのかはっきりしなくてモヤモヤする(汗)

ほうこう
 徹夜でお化けを退治した鬼太郎がもらった馬に乗って眠そうに歩いているところを、ねずみ男が殴り倒し、馬を奪う。
ねずみ男は今や人気では自分のほうが鬼太郎よりも上なので、これからはビビビのねずみ男として売り出そうと考えていたのだ。
そこにミノを来た奇妙な男から儲け話を持ちかけられる。
それは畑からは大根を、酒屋からは大ダルを盗んできて、漬物を漬けて売りさばくというもので、おだてられたねずみ男は畑全体の大根を盗む。
男は大ダルを盗んできて大根を漬け、ついでに疲れて死んでしまった馬も漬け、大根盗難事件を調べに来た鬼太郎も漬けてしまう。

 漬物好きの妖怪ほうこうは、意外にも地水火風から出来ており、それぞれの力を駆使することができるという強敵である。
それにしても道具材料を盗難してから漬物にして売るというのは計画的犯行すぎる(笑)
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