mixiユーザー(id:462499)

2024年07月08日20:03

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ミクロの決死圏

を観た。昨日。リチャード・フライシャー監督
 東側の科学者ベネシュを亡命させるのに成功したが、博士は道中襲撃されて脳に損傷を受けてしまう。
アメリカは最近物質をミクロ化する技術を開発していたがそれは1時間が限度で、博士はその時間制限を取り払えるはずだった。
最後に残された手段は、医療チームを乗せた潜航艇をミクロ化して博士の体内に送り込んでの、内部からの脳の治療だった・・・。

 小さい頃にテレビで何度か観て面白かった記憶があるのだが、古い映画(1966年)なので今観ると流石にきついのではと思ったのだが、やはり素晴らしい映画だった。
 圧巻はもちろんアカデミー賞をとった体内の描写だが、実は前半の基地の画やミクロ化の工程なども実に丁寧に作られていて目が離せない。
基地の非常に凝った構造や、オペレーターたちが働く部屋の窓から見えている潜航艇プロテウス号の勇姿など、しびれるかっこよさ。
また基地内は多くの人が歩いているところを電動カートが走り回っているのだが、これの速度がなかなか早く、この基地では1日に1人は交通事故で死んでいるだろうと思わされた(笑)
ミクロ化の方はまず予備ミクロ化によってある程度小さくしてから巨大な注射器のシリンダーに入り、今度はシリンダーごと縮小してからポンプを差し込むというめんどくさい工程によってミクロ化に説得力を持たせているのが見事。
 体内に入ったら予想の斜め上のファンタジックな光景が展開するが、これも潜航艇のウィンドウやピラーなどを効果的に入れ込んだ構図と映像そのものの素晴らしさによって、人間の体の中はこうなんだと納得させるだけの説得力と迫力を生み出している。
体内の様々な器官の中を進むプロテウス号の画もどれもかっこよく、見せ場の連続で冗談抜きで目が離せない。
なにしろ古い映画なので脚本や演出は舌足らずなところもあるが、これだけ目を見張る映像を展開されたら十分満足お腹いっぱいレベルである。
 もちろんSF的にはそもそもミクロ化という概念自体がありえず、それに目をつぶったとしても他にもそれはありえないだろうという突っ込みポイントは多いのだが、そんなことをうじゃうじゃ言うべき映画ではないのは明らかだろう。
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