仕留めきれなかったですわ

イノシシに襲われ2人重軽傷
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=7843223

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5年前、私の部下だったオーバーエイジ枠の兼業農家Aさん、身長は１６０もなかったが体重は８０ｋｇ前後の筋肉質な豆タンク体形で柔道マスターズ優勝2回。午前中は私のもとで事務作業して午後になるとＮ県に帰り開墾開拓の農作業という兼業農家の方がいた。両手はグローブやクリームパンみたいで、手の小指が私の足の親指よりも太い。隣のボタンも押してしまうのでボタン作業が苦手で専用のキーボードを自作されていた。試しに片手で襟首をつかんでもらったら、それだけで重心をコントロールされて身動きを封じられた。

そのＡさんがイノシシ除けの電気ネットを張りなおす農作業中に大型の個体と遭遇。

Ａさん「両手に何も持ってなかったので・・・」
私「ああ、得物があればよかったのですけどね」
Ａさん「いや、一番素早いのは素手なので。とっさに殴ってしまったら逃げられましたわ」
私「おお、さすがですね」
Ａさん「いや、あわててたんですね。仕留めきれなかったですわ。」
私「はあ」
Ａさん「殴った手ごたえは密度の詰まったテンピュールみたいな。それが針金の毛でおおわれてる感じでした。毛が刺さりましたし。あれはつかんで引き倒すほうが良かったのか(沈思黙考）」
私「・・・。（同じく沈思黙考）」

だがこのＡさん相手に格闘技経験ほぼ皆無の私が腕拉ぎ逆十字を決めることがあるのだから人生わからないものだ。（Ａさんが作業中に脱臼癖で腕を脱臼。柔道整復師でもあるＡさんに頼まれて腕拉ぎ逆十字をかけたのが真相だけど、内緒の方向でｗ）