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2024年04月14日08:40

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秘密の花園,いつの日か僕も行ってみたいです(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 秘密の花園って,本当に存在するのですね。いつの日か,僕も行ってみたい(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 常々申し上げていることですが,僕が美術鑑賞を大好きになったのはここ数年のことで,元々は美術になど殆ど関心はありませんでした。そんな僕が美術を好きになってどんな良いことがあったかというと「美しいものに敏感になれた」ということです。それまで全く興味が無かった絵画や彫刻や服飾,うっすらとは興味のあった陶芸などは勿論ですが,それ以外の既に既に「目に心地良いもの」として認識していたイラストレーションや建築なども今までとは全く違う見方で捉えるようになりました。具体的には「この作品は観ていて心地良いが,そう感じさせられる具体的な理由は何であるか」「心地良いというのは漠然とした言葉だが,それをもっと具体的に表現するとどのようなことか」などと意識するようになったということで,僕はそれを「美術作品として捉えるようになった」という言い方をしています。こういう捉え方をすることで色々なものを目にするのがとても楽しくなりました

 そのように「美術作品として捉えるようになった」ものの中に,庭園があります。もともと見事な庭園を見るたびに僕は「うわー(๑˃̵ᴗ˂̵)」と感じることが多かったのですが,今ではそれに留まらず「この庭園の何処を観て魅力的だと感じたのか」「魅力に触れて自分は今,どのような感情を抱いているか」といったことを考えるようになりましたので,僕は紛れも無く庭園についても美術作品として鑑賞を行っていると言えるでしょう。考えてみれば庭園というのは集会等の実用目的ではなく鑑賞・散策といった鑑賞目的で造成される施設なのです(実用・鑑賞両方の目的を兼ねている場合はあるでしょうが)から,美術の一ジャンルであることに疑いはありません。庭園設計を専門とする人々を「作庭家」と呼びますが,その作庭家は大学農学部の他に美術学部でも養成が行われていることからもそれは明らかでしょう。因みに建築は古来絵画・彫刻と並ぶ「純粋美術」の一つとされており美術の一ジャンルであることに疑いはありませんまたが,建築家の養成もまた大学工学部と美術学部との両方で行われているのとよく似ていますね。

 そして今回,まさに美術作品としか言いようの無い庭園についての報道に触れました。東京・紀尾井町に所在する超一流ホテル「ホテルニューオータニ」に見事な日本庭園があることは存じておりましたが,実はそれだけではなく屋上には薔薇園もあるのですね。写真からでもその美しさが伝わってくるし,何やら薔薇の花の漂わせる芳香すら感じられてくるような気が致します。こんな場所でお花見が出来たらどんなに素敵でしょうか。僕は以前にも「現代日本では花見というと桜の花ばかりを偏愛するが,これは正しいこととは思われない。桜に負けぬほど美しい花は他にも沢山あるし,それらの花をも桜と同じように鑑賞すれば日々を更に楽しく過ごすことが出来る」と申しましたが,こちらの写真をご覧になって「なるほど,その通りだ」とお感じになる方も少なくないのではないでしょうか。
とはいえこちらの薔薇園,誰もが足を踏み入れられるわけではないようです。「ニューオータニクラブ」という会員制クラブのメンバーや関連イベントの参加者・入場券付きプランの宿泊者のみのための限られた場所なのですね。関連イベントとはどのようなものかと思ったのですが,アフタヌーンティーのお茶会であっても1人13,500円というのでは,これは僕のような者には到底手が出ません( ´・ω・) まさに「秘密の花園」と称すべき存在と言えるでしょう。少々余談めきますが,京都の料亭には大変見事な庭園を備えたところも少なくないと聞きますが,そうした料亭もその多くが非常に高額のイベント等を別にすると一見さんお断りという事実上の会員制をとっているとか。京都も東京も,そうした面はあまり変わらないということですね。

 今の僕は「紀尾井町には素晴らしい庭園があるのだ」という知識と,その写真で満足しようと思います。しかしこれほど見事な庭園,美術好きの端くれとして一度は是非観賞したいという思いを禁じ得ません。「いつの日か,僕も行ってみたい」という思いを胸に,それに見合う人間になれるよう努力を怠るまい。僕は今,そのように思っているところです。



ホテルニューオータニ(東京)がローズガーデンを公開、真紅のバラ咲く屋上庭園-アフタヌーンティーも
https://www.fashion-press.net/news/117389
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