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2024年04月06日23:49

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「マタイ受難曲」を聴く前夜に聴いたラジオ放送の話

ツイッターでは私が関心があるワードで検索をして、多くの方々がどんな意見を持っているのかを読むのが楽しみです。3/31に水戸で「マタイ受難曲」の指揮をする鈴木優人氏やBCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)のことをチェックしてみたら、FM放送『古楽の楽しみ』の鍵盤楽器の歴史を振り返る特集があり、MCが鈴木優人氏、ゲスト角野隼人氏という興味深いものだったことを知りました。早朝に放送される番組なので、私、慌ててNHKの聞き逃しサービスで視聴しました。

冒頭は、角野隼斗氏が弾く「きらきら星変奏曲」。モーツァルトもビックリするのような洒脱な変奏曲でした。角野氏の即興能力、すごいなぁ。
その後、バッハのパルティータ第2番をグレン・グールドのピアノや、ジークベルト・ランペのチェンバロで聴き比べをしたり、パイプオルガンの音をいろいろな録音で聴き比べながら、語り合ったりとマニア度が高い内容でした。
2人の異例の共演も!鈴木氏と角野氏による2台のチェンバロを即興で弾くパフォーマンス。フランス風シャコンヌ、ラフォリア、クープランのクラヴサンのメロディを使ってました。角野だけでなく、鈴木氏も即興能力が高いことにビックリ。
(残念ながら、この回の聞き逃し配信はもう終了しています。)

クラシック音楽の演奏者は、楽譜に忠実に演奏することが原則と言われてきました。しかし、角野氏の場合はジャンルを飛び越えた演奏活動をしているので、このような演奏ができても不思議ではありません。鈴木氏の話では、古楽と言われる時代であっても、即興演奏は求められてきた歴史があるそうです。ある主題をもとにして、目の前にいる人に、今、生まれたばかりの即興演奏を聴かせる能力って、本当にすごいと思いますが、この2人は、今までの日本のクラシック音楽の系譜を見ても傑出した存在だと思いました。
翌日、鈴木氏が指揮するマタイ受難曲では、どんなことをやってくれるのか期待でいっぱいになりました。

このyou_tube動画は、別の番組における鈴木氏と角野氏の対談番組ですが、「古楽の楽しみ」と同じような話題が出ていますね。

https://www.youtube.com/watch?v=HtCqnqg3UgA


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