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2024年03月29日17:22

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バッハの「マタイ受難曲」の予習開始

昨秋、FB友が所属する合唱団のバッハのカンタータ演奏会に招待され、東京へ聴きに行きました。これまで私は、バッハの音楽といえば器楽を中心で聴くことが多く、バッハの音楽の核である教会音楽をもっと聴いたほうがいいかも…と反省しました。
私のCDコレクションの中には、バッハの教会音楽は2つの受難曲、ロ短調ミサ、クリスマス・オラトリオはありますが、カンタータは数枚のみ。しかしカンタータの全集を買ってしまったら80枚ぐらいになってしまいます。一生かかっても全部聴く自信がない。とりあえず有名どころのカンタータが入っているCDボックスがないかなぁ…と探していたら、クラシック音楽の名門レーベルDG社から、「バッハ・マスターワークス50CD」なるものが安く売られているのを発見しました。

フォト


詳細をチェックしていたら、20曲程度のカンタータの他、私が聴いてみたいと思っていた2002年に録音されたポール・マクリーシュ指揮、ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズによる『マタイ受難曲』が含まれていることを知り、速攻でポチ買いをしてしまいました。新譜で出た時、話題になっていたのですが、私はすっかり買うことを忘れていたのです。

この演奏の特徴は、バッハの合唱は各1パート1人という「リフキン方式」の理論をもとに演奏されていること。合唱の歌い手が独奏も担当し、両者が一貫して表現されるというスタイルは画期的です。カンタータとしてのメッセージ性がより強まった演奏になっていました。なにより小編成の合唱であるため非常に純度が高く透明感があります。それとテンポが早め。通常CDで3枚程度で収録できる曲なのに、2枚で納まっています。私、マクリーシュ盤を聴いて「こういうマタイがあったのか…」と目から鱗の思いで聴きました。これは歴史的名盤の誉れが高いカール・リヒターの重厚な演奏とは真逆の演奏。どちらが好きかは好みの問題です。私はマクリーシュ盤は月1で聴いてもいいけど、リヒター盤は年1ぐらいでいいかな…と思いました。

「マタイ受難曲」はキリスト教の聖金曜日から復活祭で演奏されることが多い曲ですが、ちょうどその時期に合わせるかのように、3/31に水戸でバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「マタイ受難曲」の演奏が行われます。ライブでマタイ受難曲を聴くのは久しぶりです。私、前述したマクリーシュ盤やリヒター盤を聴きながら予習を開始しました。演奏時間は3時間程度になると思われるので、こちらも周到に準備した方が楽しめると思います。
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